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学士課程ディプロマ・ポリシー | お茶の水女子大学

2023年7月19日更新

1. 教育目標

お茶の水女子大学は、「学ぶ意欲のあるすべての女性の真摯な夢の実現の場である」という使命のもとに、世界の人々と協働し、生涯にわたりより良い未来の創造に向けた変革を起こすグローバル女性リーダー、すなわち「教養知」と「専門知」に「実践知」を結びつけるコンピテンシーを育み、それらを実装する「総合知」によって社会を革新する人材を養成する。この教育目標のもと、各学部に所定の年限在学し、全学ならびに学部の教育理念と教育目 的に沿って設定された教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に、それぞれの学部が定める学位を授与する。

2. 教育課程

① 各学部各学科が設置する専門教育プログラムを、各学部各学科が定めるプログラム選択の規定に従って、2つ以上履修する。
② 文教育学部芸術・表現行動学科および生活科学部食物栄養学科においては、それぞれの教育目標にそった専門教育のカリキュラムとして4年一貫の「専修プログラム」を設け、その規定に従って履修する。

3. 学習目標

A 総合的な教養(教養知)
人文・社会・自然に関する知識を備え、領域横断的な視野をもち、独創的な問題意識をもって、多様な人々とコミュニケーションできる総合的な基礎力
B 高度な専門性(専門知)
確かな専門知識にもとづき、情報を収集・処理し、論理的に思考し、科学的に分析する力
C 実践力(実践知) 
自身で問題を発見し、知識を応用し、議論し、倫理性や公共性に関心を持ちつつ、解決する力
D グローバル・リーダーシップ 
多様な文化を理解し、グローバル社会の諸問題を理解することができる外国語力をもち、国際的視野をもって発信・交渉・行動する力

文教育学部

1. 教育目標

人間をとりまくマクロな社会や環境から、ミクロな個々人の思想や発達、言語・文学・美術や音楽・舞踊といった芸術まで、人間とその文化や社会の諸現象を多方面から分析し、多くの人々と理解しあい行動することができる人材を育成する。

2. 学科編成と学習目標

大学および文教育学部の教育目標に掲げる人材の育成を目的として、学科(人文科学科、言語文化学科、人間社会科学科、芸術・表現行動学科、およびグローバル文化学環)を設け、その教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に学位(人文科学)を授与する。
A 人文科学、言語文化学、人間社会科学、芸術・表現行動学を基軸とした総合的な教養  
B 人文科学、言語文化学、人間社会科学、芸術・表現行動学の高度な専門性 
C 人文科学、言語文化学、人間社会科学、芸術・表現行動学に支えられた実践力  
D 人文科学、言語文化学、人間社会科学、芸術・表現行動学を生かしたグローバル・リーダーシップ

人文科学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養をもち、人類がつくりだす思想・倫理・美、人類が歩む歴史と空間について、幅広い基礎知識と深い専門的・応用的知識を体系的に習得したうえで、それにもとづく考察力、実践力やリーダーシップを身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

人文科学科が開設する専門教育プログラムは、それぞれ以下の学習目標を設ける。
①哲学・倫理学・美術史プログラムは、テキストや図像の分析を通して、基礎的で総合的な視野をもった「考える力、行う力、感じる力」を身につける。
②比較歴史学プログラムは、日本、アジア、西洋という地域の歴史を俯瞰し、総合的に把握できる思考力を身につける。
③地理環境学プログラムは、文系と理系の知を地域・場所で結びつける総合力と現実的な諸問題の解決のための、ローカル、ナショナル、グローバルの地理的マルチスケールのセンスを身につける。

言語文化学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養をもち、日本語と日本の文学、中国語圏の言語・文化・社会、英語圏の言語と文学、仏語圏の言語・文化・社会について、当該の言語を高いレベルで学習し、幅広い基礎知識と深い専門的知識を体系的に習得したうえで、それにもとづく実践力とリーダーシップを身につけた人材を育成する。
また、文教育学部に日本語教育副プログラムを設け、国内外の日本語学習者の多様性を重視した日本語教育に必要な知識と実践力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

言語文化学科が開設する専門教育プログラムは、それぞれ以下の学習目標を設ける。
①日本語・日本文学プログラムは、日本語・日本文学についての専門能力をもち、それを伝達・発信できる力を身につける。
②中国語圏言語文化プログラムは、確実な中国語運用能力をもち、中国の現代文化および古典文化に関する知識と研究方法を身につける。
③英語圏言語文化プログラムは、英語学と英語圏の文学・文化に関する専門知識と研究法を習得し、深い思想を英語で正確に理解し発信できる能力を身につける。
④仏語圏言語文化プログラムは、フランス語の専門的知識と実践的運用能力を身につけ、仏語圏の言語文化や社会を理解し、ドイツ語圏をはじめとする他の言語圏の文化との比較考察を行う力を身につける。
⑤日本語教育副プログラムは、グローバル化する社会に必要とされる、多様な言語・文化的背景をもつ第二言語・外国語としての日本語学習者の心理を理解し、そのコミュニケーション能力を向上させる理論や方法に関する知識と実践力を身につける。

人間社会科学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養をもち、人間形成や発達、人間の社会意識と行動、子どもが育つ環境や文化について、幅広い基礎知識と深い専門的・応用的知識を体系的に習得したうえで、それにもとづく実践力とリーダーシップを身につけた、学校その他社会の各分野で活躍できる人材を育成する。

2. 主要な学習目標

人間社会科学科が開設する専門教育プログラムは、それぞれ以下の学習目標を設ける。
①教育科学プログラムは、人間と教育のあり方についての豊かで創造的な思考力を身につける。
②社会学プログラムは、理論的ないし実証的方法により、人間や社会を広く根本的に見通す力量を身につける。
③子ども学プログラムは、生きた子どもに即して子どもを取り巻く課題を考え、人間および社会や文化の生成過程および構造について探究する力を培う。

芸術・表現行動学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養をもち、音楽や舞踊に代表される芸術および表現行動について、幅広い基礎知識と深い専門的・応用的知識と実技力を体系的に習得したうえで、それにもとづく実践力やリーダーシップを身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

芸術・表現行動学科が開設する専門教育のカリキュラムはそれぞれ以下の学習目標を設ける。
①舞踊教育学専修プログラムは、舞踊やスポーツといった人間の表現行動を理論的に分析する能力、およびこれを実演・適用できる実技力や実践力を身につける。
②音楽表現専修プログラムは、理論と実践を高い次元で融合し、音楽や音楽史の理論を演奏に反映しうる実践・応用能力を身につける。

グローバル文化学環

1. 教育目標・特色

人文科学科・言語文化学科・人間社会科学科が共同で設置するプログラムであり、総合的な教養をもち、文化を越えた協働を実現するため、グローバル化の進む現代世界で求められる幅広い基礎知識と深い専門的・応用的知識とそれにもとづく実践力とリーダーシップを身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

グローバル文化学プログラムは、文化の差異を理解し、大切にしながら、その差異を超えて協働することができる、知識・スキル・倫理・行動力を養成することを学習目標とする。

理学部

1.教育目標 

総合的な教養をもち、人類がこれまで蓄積してきた自然科学領域における知識と理論を深く学び、新たな謎を科学的手法および態度を用いて解き明かすための探究の心と技を持ち、自然と人間とがかかわる様々な領域において、多様な人々と協働して新たな価値を創造できる人材を育成する。

2. 学科編成と学習目標

大学および理学部の教育目標に掲げる人材の育成を目的として、学科(数学科、物理学科、化学科、生物学科、および情報科学科)を設け、その教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に学位(理学)を授与する。
 A 自然科学を基軸とした総合的な教養
 B 自然科学の各分野における高度な専門性
 C 自然科学の方法論に則った主体的な研究実践
 D 理学的態度でリーダーシップを発揮する意義の理解

数学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、基礎および応用としての数学的素養を身につけ、論理的に問題を捉え解決する能力を持つ人材を育成する。

2. 主要な学習目標

数学科においては、以下の力を身につけることを学習目標とする。
①数式を理解し、数式で書き表し、様々な数学的概念を用いて物事を考えることができる力
②複数の概念に共通する性質を抽象化することができる力
③概念を具体例で表現すること、数量的かつ論理的に考えることができる力

物理学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、物理学の探究によって還元論的かつ多元的な観点を持って問題解決能力の向上を達成し、社会の各分野において活躍できる力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

物理学科においては、以下の力を身につけることを学習目標とする。
①物理学における重要な基礎的概念を微積分などの数学を用いて表現して理解し、さらに、重要な物理現象についても、可能な場合には実験で自ら確かめる力
②自然現象等の一般的な問題に関して、適切な物理法則を適用して説明できる力
③実験や観測を科学的に計画・実行し、得られた結果を文章としてレポートにまとめる力

化学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、原子・分子をなかだちとして自然科学のあらゆる分野と密接に関連した化学の理論や知識を深く知り、さらに新たな謎に挑むための柔軟な思考力と優れた問題解決能力を身につけた人材を育成する。 

2. 主要な学習目標

化学科においては、以下の力を身につけることを学習目標とする。
①化学における重要な基礎的概念を理解する力
②化学現象に対して、適切な概念や法則を適用して説明する力
③実験計画を立てて実験を行い、信頼性の高い実験データを得る力
④化学的視点に立脚した科学的文章で、実験結果をレポートにまとめる力

生物学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、学科が定めた教育課程を履修し、「生き物」の複雑で多様な生命現象の理論や知識を深く理解し、さらにより広く高度で応用的または先進的な理論と知識および実践手法を身につけ、人間社会により豊かな知の財産を築くことができる力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

生物学科においては、以下の力を身につけることを学習目標とする。
①遺伝子、細胞、発生、進化、生態系、自己複製など生物学における重要な基礎的概念を、具体的事例にもとづいて説明する力
②フィールドにおいて生物を観察して種名を同定し、生態学的観点で生物を説明する力
③対照実験の意義を理解し、仮説を検証できる実験を自身で組み立て、結論を科学的に考察する力

情報科学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、プログラミングや数学等、情報科学の基礎知識と手法を広く学んだ上で、特定の数理領域もしくは応用領域において、科学的方法論に基づく情報科学の研究を経験し、学術的成果とそこで培った能力を広く社会に還元しうる力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

情報科学科においては、以下の力を身につけることを学習目標とする。
①情報科学における重要な基礎的概念を理論的に説明できる力
②自然、社会における諸問題を解析・解決するための数学力とプログラミング力
③情報科学的視点に立脚した研究を行い、卒業研究発表会で発表できる力

学際プログラム

1. 学際プログラム設置の目的

理学領域の新たな領域融合型ないしは学際型の専門領域に即応し、先端研究分野等で要請される新しいタイプの専門人養成に対応するためのプログラムであり、理学部全学科と生活科学部食物栄養学科、人間・環境科学科、心理学科の学生が選択できる。

2. 各学際プログラムの学習目標

①応用数理学際プログラム
数学科、物理学科、情報科学科が提供するプログラムであり、数理的方法による諸科学の基礎となる数学と、実際に応用される諸分野を広く学び、数理的方法の有用性を知り、この方法による問題解決力を身につけることを目標とする。

②物理・化学学際プログラム
物理学科と化学科が提供するプログラムであり、物理や化学の主プログラムで学んだ、当該分野の基礎的内容を発展させた専門科目を履修すると共に、相互の分野の基礎的および専門的科目を同時に履修する。それにより、物理学と化学の学際領域で活躍するための基本的な力を身につける。

③ケミカルバイオロジー学際プログラム
化学科と生物学科が提供するプログラムであり、化学または生物の基礎をもつ学生がその知識と考え方を発展させて、生体分子および生物の働きを解明する学際分野へ進むための橋渡しをする。生命のしくみを物質の視点からより深く学ぶとともに、生体物質の構造と機能の解明、ならびに生体機能を制御する物質の合成・創成のために必要な基盤を習得する。

④生命情報学学際プログラム
生物学科、化学科、情報科学科が提供するプログラムであり、理学部プログラムの基礎を習得した学生に対して、学際分野である生命情報学の基礎から応用までを提供する。生命情報学研究に最低限必要な基礎知識の習得と様々なデータを解析し新しい知見を抽出するために必要な論理力と技術力を身につける。

生活科学部

1. 教育目標

自然・人文・社会科学的教養に基づき、人間と生活についての学際的な学識を身につけ、生活者の立場から、社会で活躍、論理的に分析できる力を身につけた人材を育成する。

2. 学科編成と学習目標

大学および生活科学部の教育目標にかかげる人材の育成を目的として、学科(食物栄養学科、人間・環境科学科、人間生活学科、心理学科)を設け、その教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に学位(生活科学又は心理学)を授与する。
 A.生活者の視点に立つ学際的な教養
 B.生活者の視点に立った自然科学・人文科学・社会科学それぞれの高度な専門性
 C.生活者としての視点に基づく専門的実践力
 D.生活者の視点を生かしたグローバル・リーダーシップ

食物栄養学科

1. 教育目標・特色

生活者視点に立った食と健康の専門家、特に食物と栄養に関する科学的視点と実践力を身につけた指導的人材を育成する。

2. 主要な学習目標

食物栄養学科の専門教育カリキュラムは以下の学習目標を設ける。
①食物栄養科学分野の基礎となる幅広い知識や考え方を習得する。
②食物栄養科学分野における各専門領域の高度な専門性を身につける。
③社会で応用可能な食物栄養科学関連の専門的実践力を身につける。

人間・環境科学科(※令和5年度で募集終了)

1. 教育目標・特色

生活者たる人間と環境との相互作用に関する理解を備えるとともに、生活面での諸課題に対して科学的手法を応用することで、人間と環境が共存しうる方策を考案し、かつ、実社会にて実践できる力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

人間・環境科学科の開設する専門教育プログラムにおいては以下の学習目標を設ける。
理工系の基礎学力を身につける。さらに、人間が享受する快適性、利便性、安全・安心を生活者にとって重要な要素と位置づけた上で、人間と環境がバランスを保ちつつ暮らせるための具体的な対策を社会に対して提案し実践する能力を身につける。

人間生活学科

1. 教育目標・特色

総合的な教養を持ち、生活者の視点から、人間と社会の関係、生活と文化について、多角的な視点と複合的なアプローチから探求し、人間と生活に関する専門的な知識と思考力、実践力を身につけた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

人間生活学科の開設する専門教育プログラムは、それぞれ以下の学習目標を設ける。
①生活社会科学プログラムは、生活者の視点に立ち社会科学の高度な知識と研究方法論を自在に使いこなす力を身につける。
②生活文化学プログラムは、生活に根ざした文化論を基盤として、人文科学の見地から、真に豊かな生活とは何かという生活の理念を考え、行動できるような知性を身につける。
③生活社会科学副プログラムは、人間と社会に関わる問題を、生活者の視点から、理論的・実証的に解明し、解決策を考える力を身につける。
④ 生活文化学副プログラムは、生活造形・保育を中心とした生活文化学の基本を学ぶことにより、創造的な生活の感性を養う。

心理学科 

1. 教育目標・特色 

生活者の視点から、人間の行動や心とその健康に関する知識を習得し、客観的かつ総合的に理解し探求する力、人の成長と適応を促進し、支援する力を備えた人材を育成する。

2. 主要な学習目標

心理学科の開設する専門教育プログラムは以下の学習目標を設ける。
人間の行動や心に関わる事象への論理的で分析的な思考力、幅広い心理学的研究力を養うと共に、それらを社会や実生活で創造的に生かす実践力を身につける。

消費者学学際プログラム

生活科学部共通の学際プログラムとして、消費者学学際プログラムを設け、人間生活について、消費者の視点から学際的・総合的に分析・考察する力と、能動的消費者としての実践力やリーダーシップを身につける。

共創工学部

1. 教育目標

多様性を包摂し持続可能で豊かな文化を有する社会の実現に向け、工学と人文学・社会科学の協働の意義を理解した上で、人間中心の新しい技術や文化を共創できる人材の育成を目標とする。そのために、協働の基となる工学、データサイエンスならびに人文学・社会科学の知識と技能を身につけた上で、工学的手法によって、新たな技術や文化すなわちモノやコトを考案・創造し、価値創造に貢献できる人材、社会と文化のイノベーションの推進を目指して、新たな技術や文化を、社会との対話を通じて実装・普及できる人材、グローバルな視点からリーダーシップを発揮できる人材を養成する。

2.学科編成と学習目標

大学及び共創工学部の教育目標に掲げる人材の育成を目的として、2つの学科、すなわち人間環境工学科と文化情報工学科を設ける。それらの教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に、学位(工学又は文化情報工学)を授与する。

A 自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を身につける。
B 工学と人文学・社会科学の協働の意義を理解し、
 ①工学、データサイエンス、人文学・社会科学の知識・技能(専門知)に基づき、
 ②多様なデータと視点から課題を発見する力(発見力)、
 ③課題の解決に向け、新たな技術や文化(モノやコト)を考案する力(発想力)を身につける。
C イノベーションの推進に求められる、新たな技術や文化を社会で実践・普及させる力として、
 ④課題解決のアイデアを具現化し、設計・評価する力(デザイン力)、
 ⑤発見・発想・デザインをステークホルダーと共有し、ディスカッションする力(対話力)を身につける。
①~⑤を、5 つの共創能力と呼ぶ。
D グローバルな視点から問題を把握し、人々との対話や協働を主導するリーダーシップを身につける。

人間環境工学科

1.教育目標・特色

社会課題解決に向けて、工学と人文学・社会科学の知を協働させることで、人々のための豊かな環境や技術を創造し、その普及に取組む人材の育成を目標とする。そのために、人間や環境に関与する工学諸分野の専門知識に基づいて、サスティナブルで安全安心な社会のための人間中心の住環境や新しい技術(モノやコト)を考案・創造できる人材、社会イノベーションの推進を目指し、共創としての社会との対話により、新しい技術を実装・普及できる人材を養成する。

2.主要な学習目標

自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を持ち、社会科学と協働する理工系の知識とデータサイエンスの専門性を身につける(①専門知)。さらに、幅広い視点から環境や社会に関する課題を見出し(②発見力)、工学的発想により新たな技術や価値を考案し(③発想力)、社会のイノベーションの推進を目指して、それを設計・評価し(④デザイン力)、社会との対話を通じて(⑤対話力)実践する力を身につける。

文化情報工学科

1.教育目標・特色

多様性を包摂し持続可能で豊かな文化を有する社会の実現に向け、人文学・社会科学と工学の知を協働し、新しい文化や価値を共創できる人材の育成を目標とする。そのために、人間の文化と社会に関わる資料をデジタル技術によって収集・加工し、データサイエンスを応用して多角的に解析し、工学的な発見・発想と技術を用い、文化や価値を考案・創造する人材、文化のイノベーションの推進を目指して、社会との対話のもとに、新たな文化や価値の実装・普及ができる人材を養成する。

2.主要な学習目標

自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を持ち、人間の文化と社会に関わる知識(人文知)とデータサイエンスを結びつけ(①専門知)、課題を見出し(②発見力)、工学的発想や技術により新たな文化や価値を考案し(③発想力)、文化のイノベーションの推進を目指して、それを作品や表現として具現化し(④デザイン力)、様々な人々との対話(⑤対話力)を通じて、社会での実践を図る力を身につける。

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