ページの本文です。

学資事情急変者「みがかずば支援奨学金」(大学院、給付型)の設置について

2020年6月15日更新

お茶の水女子大学長 室伏 きみ子  

 今回の新型コロナ感染拡大と緊急事態宣言等のもと、アルバイト収入や保護者からの仕送りの激減などによって、学生生活に大きな影響が出ている方も少なくないことと思います。お茶の水女子大学では、政府の「家計急変学生に対する2020年度前期授業料免除」や「学びの継続のための学生支援緊急給付金」といった支援策の手続きを速やかに進めるとともに、大学としての独自の支援制度を立ち上げてきました。
 皆さんは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大という考えてもみなかった禍に遭遇したわけですが、今後の人生においても、予想もしないような困難に出会うこともあると思います。そのような場合にも、研究の道を選び、大学院生となられた皆さんには、決して夢を諦めず、学びと研究を続けて頂きたいと思います。高く飛べる時も、低空飛行しなければならない時もあるでしょうが、強い意志を持ち続けてさえいれば、皆さんの周囲で、助けて下さる方や相談にのって下さる方もいらっしゃるはずです。希望を持って続けていれば、必ず道が拓けることを信じて、これからも頑張って頂きたいと思っています。
 そこで、頑張っている皆さんへの一助として「緊急学生支援金」(一律10万円の貸与、5月1日告知)、「後援会緊急貸付」(30万円までの貸与、5月27日告知)に続いて、大学院生の修学と研究の継続を支援するための「みがかずば支援奨学金」(給付型、本年度中月額3万円)を設置することに致しました。この奨学金は、卒業生や教職員の皆さま、そして本学を応援して下さる方々からお寄せ頂いた寄附金(大学基金)をもとに実施するものです。十分な支援とは言えないかも知れませんが、是非、活用して頂きたいと思います。

申請方法は、以下の「学生ポータルサイト」をご覧下さい。
URL:https://tw.ao.ocha.ac.jp/oportal/index.cfm

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加