ページの本文です。

お茶の水女子大学と東北大学が「包括協定」を締結しました

2019年7月25日更新

 お茶の水女子大学と東北大学は、7月19日(金)に、AI・数理・データリテラシー教育、グローバル女性リーダー育成、ダイバーシティの推進等を目的に、お互いの強みをもって協力体制を構築、クロスアポイントメントを活用した研究力強化、研究拠点形成、研究成果の社会実装、協働人材育成などを内容とした包括連携協定を締結いたしました。
 1913年に日本で初めて帝国大学として東北大学が女子学生3名のうち2名はお茶の水女子大学の前身である女子高等師範学校の卒業生でした。うち、黒田チカ氏は、女性のための日本初の高等教育機関 女子高等師範学校(当時、のちに東京女子高等師範学校への名称改変。お茶の水女子大学の前身)に学び東北帝国大学に入学、天然色素の研究に従事し、日本初の女性理学士、日本で2番目の女性理学博士となり、東京女子高等師範学校教授、お茶の水女子大学教授として教鞭をとりました。
 今般、この縁を契機に両大学間で連携協力協定を締結し、教育、研究、学生交流、産学連携、地域連携への貢献及び両大学が必要と認める事項を連携事項として進めてまいります。具体的には、まずはクロスアポイントメントによる研究者交流として、東北大学からはお茶の水女子大学の工学・情報科学系教員ニーズに応じて同分野の教員を受け入れ、お茶の水女子大学からは東北大学のダイバーシティ推進のための教員を派遣いたします。
 また、本年6月に文理融合AI・データサイエンスセンターを設置し、同領域の拠点形成を目指していることから、東北大学との包括協定を契機として、AI/IoTを駆使した文理融合型の教育・研究拠点の充実と、女性のアクセシビリティーを意識した工学の構築およびその社会実装に向けた共同開発、事業化に連携して取り組むこととしております。
 締結式では、本学の室伏学長からは、AI、IoT社会の女性リーダー育成に向けて、東北大学の大野英男総長からは、ダイバーシティの推進、ジェンダーバランスの向上に向けて、お互いの大学の強みを生かした連携強化を図っていきたいとの発言がありました。

img01

関連リンク / Related Links

»東北大学ウェブサイト (新しいウインドウが開き、本サイトを離れます)

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加