ページの本文です。
2024年10月31日更新
本講演は、「舞踊における色・音・香」の授業の一環として行います。
通常の教室ですが、可能な範囲で実演も行っていただきます。
参加希望の方は事前にメールにて中村(nakamura.minako@ocha.ac.jp )までご連絡ください。
開催日時 | 2024年11月18日(月)10:40~12:10 |
会場 | お茶の水女子大学 本館 306教室 ※東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩7分 交通アクセスはこちら |
聴講料 | 無料(要事前申し込み) |
申込方法 | 事前にメールにて中村( nakamura.minako@ocha.ac.jp )までご連絡ください。 |
前納依里子
(Yoriko Maeno)
振付家・演出家・ダンス教育者
コンテンポラリーダンスを軸に、音楽・映像・美術・演劇の垣根を超えた総合型ダンスシアター作品を創作し、これまでに国内8都市、インド、ドイツ、ロンドンなどで作品を発表。高齢者や障がい者とのワークショップや共同制作も行う。
International Dance Council(CID UNESCO)主催の60th World Congress of Dance Research(Athens,Greece.2023)において、自らが立ち上げた地域コミュニティを題材としたダンスシアタープロジェクト「AMA-Perlentaucherin」(2020-22)を事例に、社会とアートシーンに存在する境界を横断することの重要性について紹介するなど、講演活動も積極的に行っている。
2024年9月よりベルリンから香川県三豊市に移住。地域おこし協力隊として、ダンスによる地域活性事業を担う。
お茶の水女子大学大学院修士課程修了。
2013~14年、文化庁在外派遣研修員。2020年よりユネスコ国際ダンスカウンシルメンバー。
本講演では、様々なアクターのコラボレーションによっ て成り立つグローカルなダンスプロジェクトについて、 ドイツでの事例や私自身の作品プロジェクトをケース スタディとして、その中身に迫っていきます。世界で頻 発する戦争や移民問題など、これまでのグローバリズ ムの気運が限界を迎える中、より平和的な世界の実 現のためには「グローカル」的視点が必須だと感じて います。足元の地域文化に根差しながら、国際的に世界と繋がるためには何が必要か、ダンスというメディア でどのような実践が可能なのか、皆さんと共に考えてみたいと思います。
360°ダンス映像作品「AMA-Perlentaucherin」
身体ひとつで海へと身を沈める海女。本作品は、東アジア地域特有の文化遺産である海女漁の歴史と現在をテーマに、ダンス、音楽、美術、映像プロジェクションが融合する舞台芸術作品です。
ダンサーの流動的かつ浮遊感に満ちた身体と、映像による空間演出、そして音楽をドイツの著名バンドTangerine Dreamで活躍するThorsten Quaeschningが担当するなど見所満載。
コロナ禍に360°映像作品として制作・公開し、2022年に劇場版を初演。
<映像公開歴>
・TPAMフリンジ(神奈川県横浜市・オンライン、2021年)
・エジンバラフリンジ(イギリス・オンライン、2021年)
・シドニーフリンジ(オーストラリア・オンライン、2022年)
・海の博物館(三重県鳥羽市、映像展示、2023年)
・大和日栄財団(イギリス、映像展示、2023年)
お茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科舞踊教育学コース 准教授 中村美奈子
nakamura.minako@ocha.ac.jp