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2026年5月12日更新
近年の生成AI(ChatGPT、Gemini、Claude、Stable Diffusionなど)の発展は飛躍的で、その影響は多領域に及んでいます。本学は、こうした生成AIを含む新たな情報技術に対し、無批判に依存することなく、また過度に忌避して排除することもせず、教養知・専門知・実践知の観点から適切に活用していきます。
このガイドラインは、すべての学生がITの知識を身に着け、その応用が可能になるよう、大学での学修のなかでの実践的な指針を示すことで、主体的かつ責任ある活用を後押しすることを目的としたものです。
生成AIを情報収集手段として利用することで、従来の検索システムよりも幅広い情報を容易に入手できるようになりました。端的な例として、有効な検索ワードを知らない状況での曖昧な情報検索や、従来なら複合的な条件を入力する必要があった煩雑な情報検索において、生成AIは幅広く情報を提供してくれます。このことは、特定のサービスに限らず広い分野に当てはまることであり、皆さんの勉強や研究における学修活動においても大きな恩恵をもたらします。
生成AIは議論の相手として非常に有効な場合があります。レポートや論文の作成を例にすると、レポートや論文における「問い」に対して、正当性や問題点を生成AIに尋ねたり、また生成AIによる回答を踏まえて次の議論を展開したり、といった使い方が有効な場合もあります。俗に「壁打ち」というこうした反復的な問い合わせにより、議論や思考に幅と深さを増すことが可能になります。この「壁打ち」はレポートや論文の作成に限らず、学習や表現のアイディアを練る上でも高い効果を得ることがあります。
生成AIをレポートや論文の仕上げに使う人もいます。用語の統一、図表や文献の表記や引用のチェック、といった作業において、自分自身で気がつかなかった書式上の不備を生成AIが気づいてくれる可能性もあります。
このように生成AIは、皆さんの日頃の学習や表現、あるいはレポートや論文の作成の初期段階から仕上げにいたるまで、さまざまな場面で有効活用できるサービスであると考えられます。
一方で、生成AIの利用には様々な注意点があります。学生の皆さんにおかれましては、以下の留意点に注意し、適切に活用してください。
皆さんが学習に用いる文章生成AIは、電子化された文章(例えばインターネット上の文章や、皆さんによる入力文章)をデータとして学習をします。その結果として、文章生成AIは文章を構成する単語の並び順の確率を学習します。そして利用者からの問い合わせに対して、会話として成立する確率の高い文章を自動生成して返します。
このような原理により、インターネット上の誤った情報や不適切な情報を学習してしまう可能性もありますし、生成された文章に誤りが生じる可能性もあります。皆さんによる入力文章に機密情報や個人情報が混じっていたらそれも学習する可能性がありますし、あるいは法的なリスクのある情報が回答として返ってくる可能性もあります。これらの点に十分にご注意ください。また、電子化されていない情報は生成AIによる回答に反映されないという点にも注意が必要です。
生成AIのサービスを適切に使用するためには、日頃から専門知識習得や語学力の向上などに努めることが必要不可欠であることを認識してください。
生成AIに関する以上の注意喚起はその発展により日々更新されています。今後も生成AIに関する大学の方針を定期的に発信しますので、引き続きご参照ください。
なお、学生の皆さんに向けた相談用のメールアドレスを作成しています。判断に迷うような場合、メールで相談いただければと思います。
E-mail : seisei-ai@cc.ocha.ac.jp
理事 副学長(教育改革担当) 曺 基哲