

H19-20年度 女性支援室長 宮尾 正樹

お茶の水女子大学は全国に二つしかない国立女子大学の一つとして、男女共同参画社会実現のために、二つの社会的使命を負っています。
一つは女性のエンパワーメントです。本学では充実した専門教育に加えて、国際的な視野や領域を超えた学問的教養を身につけられるように、また、学生が常にキャリア意識を持ちながら学習に取り組めるように、今年から始まった文理融合リベラル・アーツをはじめとして、各種のプログラムを提供しています。
二つめは、女性も男性も生き生きと生活できる社会を実現するための提言と実践です。男女共同参画社会の実現というスローガンが示されてからかなりの年月がたちますが、賃金の面でも、指導的な立場に立つ人の比率においても、男女間の格差は顕著に縮まっているとは言えません。また、日本人の労働時間も依然として国際的に見ると長いままです。本学では、自分たちの職場をワーク・ライフ・バランスのとれた生活が送れる職場にすることを通じて、社会に提言・発信しようとしています。
女性支援室はこの二つの使命を全学的に統括すると同時に、学生が社会においてリーダー的役割を果たすことができるようなスキルとマインドを養成する「女性リーダー育成プログラム」の推進主体となり、教育研究機関における、ワーク・ライフ・バランスのとれた雇用環境整備のための「女性研究者支援プログラム」と密接に連携をとりながら支援しています。
教員・職員合わせて10人に満たない小さな室ですが、責任の重さを感じつつがんばっています。
H16年度 室長挨拶
H17-18年度 室長挨拶
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