ページの本文です。

2019年度「第5回 黒田チカ賞」選考結果報告

2020年2月18日更新

黒田チカ賞選考委員会委員長
お茶の水女子大学 理学部長 小林哲幸

第5回黒田チカ賞選考委員会は慎重に審議を行った結果、下記の者を、黒田チカ賞候補者として本学学長に推薦し了承を得ました。
「黒田チカ賞」設立趣旨についてはこちらをご覧下さい

黒田チカ賞

黒木 菜保子 氏
(中央大学理工学研究所 専任研究員)

業績「フラグメント化手法に基づく物理化学シミュレーション法による混合溶媒の物性予測と応用に関する研究」

 黒木氏は、化学工学プロセスに有用な機能性溶媒の開発において必要な流体物性を高速に予測する研究に携わり、流体の巨視的物性を構成分子のフラグメント波動関数から簡便に予測するための「有効フラグメントポテンシャル法」の開発とその応用研究を行い、当該分野で高い評価を得ています。学位論文取得後まだ1年足らずですが、その研究成果をすでに3報の論文発表を行うとともに、多くの国内外の学会で発表し講演賞やポスター賞を複数受賞しています。また、国際学会でも数多く発表し、今後、国際的にも益々の活躍が期待される若手女性研究者です。
 以上のことから、本選考委員会は、黒木氏は黒田チカ賞を授賞するに相応しいと判断しました。

関連リンク / Related Links

»2019年度「第5回 黒田チカ賞」募集のご案内

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加