ページの本文です。

大学院(博士後期課程)のアドミッション・ポリシー

2016年3月28日更新

大学院 博士後期課程

お茶の水女子大学のアドミッション・ポリシー

お茶の水女子大学は、学ぶ意欲のあるすべての女性の真摯な夢の実現の場であることを使命とし、幅広い教養と高度な専門性を身につけた女性リーダーの育成を目指しています。そのため不断に教育改革を進め、文理融合21世紀型リベラルアーツ教育の導入(2008年度)に引き続き、2011年度に複数プログラム選択履修制度を導入して新たな専門教育課程をスタートさせました。お茶の水女子大学では、すべての女性が年齢・国籍などにかかわりなく自立した女性として、生涯にわたって多様に活躍できるキャリア形成の場を提供しています。知的好奇心と探究心を抱き、勉学意欲に富んだ学生の入学を期待しています。

専攻・領域の概要及び入学者受入方針

  1. 目的
    博士後期課程は、高度の専門研究及び専門諸分野の基礎に立つ高度の学際的総合研究を行うに必要な創造的能力を育成し、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。

比較社会文化学専攻

比較社会文化学専攻では、社会と文化に関する高度に学際的かつ総合的な専門研究を行うことを通じて、人間文化の基礎理論の確立を目指している。また、国際的視野の中で日本研究を推進し、総合学としての日本学を世界に発信していくことを企図している。

本専攻では、こうした目的に即しつつ自立的に研究を行うことに強い自覚をもった人材を求めており、特に以下の2点を、前提として強調しておきたい。

  1. 資料や文献を読解するため、また、国際的な研究交流を遂行するために必要な語学力を有していること。
  2. 日本を含む世界各地域の過去もしくは現在の社会構造等、アジア・欧米の言語・文学・思想等、日本を含む世界各地域の芸術作品・芸術活動等のいずれかの分野において、上記の研究の基礎となり得る知識と研究能力を有していること。

国際日本学領域

国際日本学領域は、本学の戦略的研究・教育領域として位置づけられており、国際的に多様化する大学院教育の現状に対応して、国際的視野のなかで日本研究を進め、文学・言語学・歴史学・思想・文化・身体論の総合学としての日本学を世界に発信する人材を養成することにより、日本研究における世界の教育拠点となることを目標としている。

本領域に進学する学生には、それぞれの専門分野において高度な研究を進めるとともに、専門性を踏まえた日本に関する学際的な関心の涵養と、総合的な知識の蓄積、さらに研究交流への積極的な参加や、そうした活動の基礎となる外国語能力の向上による国際性の養成にも留意して、研究を進めていくことが期待される。

言語文化論領域

アジア、欧米を中心とする各国文学・言語学・言語教育学の専門的知識を深め、高度な研究を行う。必要に応じて領域横断的な研究視点を取り入れるとともに、言語の研究、言語を介した文学・文化の研究における新たな知見を国際的に発信する能力を養う。

比較社会論領域

哲学思想・歴史からスポーツまでを対象に、過去の思想・歴史を踏まえつつ、日本・アジア・欧米・イスラムの諸地域を相互に比較横断する研究を推し進める領域である。社会分析的視点を大幅に強化し、社会構造の分析にとどまらない社会と文化の学際的・総合的な研究を進めていくことが期待される。

表象芸術論領域

美術・工芸・服飾・舞踊・音楽を主な対象とし、文化表象・表現を多方面から、舞踊・音楽においては実践と理論の融合を図りつつ、専門的かつ横断的に批判的分析・追究する領域である。表象芸術に関する幅広い知見と専門知識、独創的な分析力をもち、表象芸術論を人間理解・国際協力の強力な媒介として社会に提言することに意欲をもった学生を求める。

人間発達科学専攻

人間発達科学専攻は、人間の生涯にわたる発達と社会環境にかかわる広いテーマに関連する高度の専門研究を進める女性研究者となる人を育てている。人間の発達、環境、教育、生活などの領域について、日本や世界の、過去から現在、あるいは21世紀への諸問題の解決に意欲を持つ学生の入学を期待する。後期課程3年間で博士論文の完成ができることが期待される。入学後は1年次から毎年、学会発表、学会誌への論文の投稿、学内外の研究活動への参加など、計画的に研究成果をあげることが求められる。まず、優れた修士論文を完成させること。

入学試験では、修士論文の質と、今後の研究計画が明確かどうかを審査する。原則として、言語試験での60%以上の得点も条件とする。研究指導を受けたいと考える教員に事前に相談すること。意欲的な学生の皆さんの応募を期待する。

教育科学領域

人間の生涯にわたる発達の過程を多様な方法論により科学的に探究するとともに、諸教育問題の解決に資する実践的な研究を行う。基礎科学・方法論として、教育思想、教育史、教育社会学を置き、またマクロ・ミクロの実践科学として教育課程・教育方法論、教育開発論を設置する。当領域では、人間の発達について教育科学的に考えることのできる研究者および研究者的な視点をもつ実践者の育成をめざしている。

心理学領域

心理学領域では、人間の心理を脳という核を中心に、発達という時間軸、社会という空間軸の中で、多次元的・総合的に検討し理解する。そのために次のような授業科目を設けている。「発達心理学先端研究」「認知科学論」「メディア心理学」「健康行動論」「発達精神病理学」。これらの授業科目における教育・研究を通して、心理学領域の研究者を育成することが、本領域の目的である。心理学の研究者や専門職となることを希望する学生を期待する。すでに心理学の基礎的・応用的方法論や統計的手法を習得していること、英文で学術論文を作成する力を求める。広い分野への関心を期待しつつ、「発達心理学」「認知心理学」「社会心理学」「臨床心理学/健康心理学」「教育心理学」の分野のいずれかにおいて専門的な研究をすすめる意欲のある学生を求める。

発達臨床心理学領域

発達臨床心理学の教育および研究を行う。臨床心理学を柱として、家庭、教育、医療、福祉、司法、産業等のさまざまな場における心理臨床的、発達的課題について専門的に対処する力を養成するとともに発達臨床心理学の研究を行う高度な研究能力を養う。臨床心理学の研究者および専門職となることを希望する学生を求める。すでに臨床心理学の基礎的・応用的方法論や、統計的手法を習得していることが必要である。

社会学・社会政策領域

社会学を中心に、経済学、法学などを含む社会科学を基礎学問として、人間、社会、文化にかかわる諸現象を解明する。また、社会科学の研究における理論と実証の関係のみならず、実践との密接な結びつきを意識して、政策科学的な研究として発展させることを重視している。

保育・児童学領域

保育・子育て等の現場で生じている多様な問題を、多角的に分析・理解し、問題解決を図ることのできる高度な専門的知識と実践能力を備えた人材を育成することが目的である。具体的には、乳幼児期における保育・幼児教育、乳幼児期以降の親子の発達支援、0歳から就学期・児童期を見通した接続的教育などを研究する研究者、専門職業人を養成する。乳児期、幼児期、児童期の発達過程、それにかかわる親や保育者・教師などの発達過程を射程に入れ、社会的に要請される多様な問題の分析能力、課題解決や問題への接近方法、および援助方法について高度な知識と実践経験をもつ人材を目指す。専門領域における研究者、育児や教育アドバイザーなどのリーダーとして活躍する人材を想定している。

ジェンダー学際研究専攻

家族、労働、人権、教育、開発、経済、政治、法政策、国際関係、国際協力、地域計画、環境、科学技術、福祉、医療など、幅広い研究対象についてジェンダー視点を中心とした研究に関心を持ち、これらに関する諸問題の解決に意欲を持つ方の入学を歓迎する。

入学には、社会科学、人文科学等の学問領域での優れた修士論文またはそれに代わるものを完成させていることが必要である。入学試験では、原則として、言語試験での60%以上の得点も条件となる。入学後は1年次から毎年、学会発表、学会誌への投稿、学内外の研究活動への参加など、計画的に研究成果を挙げることが求められ、3年間で、博士論文を完成できることが期待される。研究指導を受けたいと考える教員に必ず事前に相談をすること。なお、本専攻において取得できる学位は、学術、人文科学、社会科学、生活科学である。

ジェンダー論領域

ジェンダーを中心とした理論的検討、実証的・政策的課題を探究する。ジェンダー視点を中心にした分析は、家族、労働、人権、教育、開発、経済、政治、国際関係、国際協力、地域計画、環境、科学技術、医療など、あらゆる政策分野において必要とされている。学問領域を超えたジェンダー課題群を中心に、主体的に取り組む人材の育成をめざす。

ライフサイエンス専攻

本専攻は、基礎生命科学からバイオテクノロジーにわたるライフサイエンス全般の発展に寄与するため、「生命科学」、「生活科学」という学問領域の有機的な統合を試み、人間を生命、生活の両面から捉える。そのため、生命科学領域、人間・環境科学領域、食品栄養科学領域、遺伝カウンセリング領域、疾患予防科学領域を設置する。本専攻ではライフサイエンス全般を基礎から応用まで幅ひろく理解でき、ライフサイエンス分野の研究者として自立できる、また指導的役割を担いうる人材を育成する。本専攻の学生には教員の指導の下、ライフサイエンスに関する課題を設定し、実験を主体とする研究計画を作成、実施し、その結果を公表することが求められる。そのため、研究に対する強い自覚と意欲を持った上で、文献調査能力、研究実施能力、研究の妥当性に対する判断力、発表能力等が求められる。

生命科学領域

高度に複雑な生命体の巨視的および微視的構造、機能、応答、情報処理、遺伝のメカニズムを、個体・細胞・分子レベルで解明する。

人間・環境科学領域

本領域では、生活している人間とその環境との関係を明らかにし、かつ、その環境が人間にとって合理的、快適なものとなるよう設計・制御を行うことを目的とする。具体的には生活空間内における人間 環境間の物質・エネルギーの交換、体表を通じての物理的・化学的・生理的刺激とその応答、快適性・安全性との関係などを、環境パラメータ・材料物性・人体生理の面から総合的に研究を行う。また、生物としての人間、すなわちヒトの本質・由来・変異などに関する研究も行う。人間と環境の境界領域(インターフェース)の本質を人間及び環境の視点から科学的・工学的に捉えた上で、我々の生活を向上させるためのインターフェースの改良方策を具体的に提案することに研究の主眼を置く。

食品栄養科学領域

本領域では、食と栄養に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、生活習慣病の予防、食の安全性などの問題を解析・解決する。食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までできる食と栄養のスペシャリストを育てる。具体的には大学や公的研究機関の研究者、管理栄養士のリーダー、栄養士や管理栄養士養成校の教員、公務員、食品企業の研究者、病院管理栄養士などをめざす。本領域では、食品の品質、機能、嗜好性、安全性、健康や疾病と食品の関連などを含めた食を取りまく諸問題について、有機化学、生化学、分子・細胞生物学、疫学などを用い、専門的教育ならびに先端的研究を行う。

遺伝カウンセリング領域

遺伝カウンセリングという新しい学際領域で活躍する先駆的人材を養成することを目的とする。遺伝カウンセラーとしての知識、技術、臨床実践の研鑽をふかめ、遺伝カウンセリング学の構築と、遺伝医療に寄与する研究を遂行し、新しい学問分野の開拓と、後進の指導のための教育推進に資する人材を育成する。人類愛と医療に対する深い理解を基盤に持ち、国際的視野から日本における新しい分野の確立に貢献する意欲と能力が必要とされる。

疾患予防科学領域

本領域では、ライフサイエンス専攻のアドミッション・ポリシーに加えて、次に該当する者を求める。疾患予防に関する幅広い知識を体系的に学ぶ意欲がある。個々の遺伝子情報や医療機器・各種デバイスから生み出される大量の情報を解析し活用する意欲がある。情報解析を通して社会へ貢献する意欲がある。国内外の他分野の人材と積極的に交流し新たな価値の創造に積極的である。

理学専攻

理学専攻は、人間と自然が織りなす複雑な諸現象を、現代自然科学の方法論に基づいて学際融合的に教育研究し、新しい科学の創成を目指しつつ次世代を担う人材を養成することを目的としている。研究に必要な基礎能力と強い意欲をもって研究者・高度専門技術者を目指す女性はもちろんのこと、社会人としての基盤を保ちながらより高度な専門的能力の開発を望む方や独自のライフスタイルで学問を究めることを志す女性を広く求めたい。

数学領域

代数、解析、幾何の純粋数学各分野における高度に専門的な教育研究並びに数理的方法論を適用する応用数学分野における専門的な教育研究を行い、自立して研究活動を行いうる能力、数学の立場からの学際的研究能力を培うことを目標とする。この教育目標に沿って、確かな数学の力の上に、自ら課題を見出し自ら解決の方向性を探る自立した研究者となろうという志をもち、自己の専門分野のみならず隣接分野や新しい分野、課題も積極的に学ぼうという姿勢をもった学生を受け入れる方針である。

物理科学領域

物理学の各分野及び他領域との隣接分野における最先端の研究を通して、それぞれの分野において高度な専門性を有し研究者としての素養を身につけた人材を育成するための教育を行っている。物理学の各分野における十分な基礎学力を有するとともに、将来、研究者として自立し、国際的な視野をもって指導的役割を果たす人物になろうとする自覚と意欲をもった学生を求めている。

化学・生物化学領域

物質を構成する広範な有機・無機分子、金属錯体及び分子集合体、さらに生体を構成する生体関連分子、蛋白質や糖などを対象に、物質科学、材料科学、物質創成科学、複雑系科学及び生命科学などの諸分野に広がる教育研究を行う。諸現象を原子・分子レベルから解明する意欲と学際領域への興味をもち、国際的視野を拡げつつ、研究における創造性と自立性を高める努力を惜しまない人を歓迎する。

情報科学領域

情報科学の基礎から応用までの幅広い分野が、互いに連携しつつ研究を行うことで、高度情報化社会で要求される情報科学的な理論と応用を明らかにする。すなわち、次世代情報科学に必要な数理科学手法、現代情報科学の基礎となる計算機科学手法とその応用、自然・生命現象、生活科学などから生まれる様々な情報の利用・解析手法を研究する。これに共感する人達を経歴を問わず広く受け入れている。

生活工学共同専攻

本専攻では、安全・安心で豊かな未来の社会・生活を創造すべく、人間生活における諸課題を柔軟に捉え、生活に根ざした生活者の視点を工学手法に融合させることで研究を展開できる能力を有する女性人材の育成を目的とする。とくに、自立的に研究を展開でき、かつ、指導的役割を担い得る人材育成を目指す。そのために、生活に関連する諸課題を生活者の視点に立ち、工学諸分野の基礎から応用までを幅広く学ぶことで、新たな分野である生活工学を創出し、高度な学術的発展を目指した教育研究を展開する。

上記を踏まえ、生活工学共同専攻博士後期課程では、以下の学生を広く求める。

1 人間と生活環境に関わる現実的諸課題に強い関心を有し、生活工学的視点をもって課題解決に取り組む意欲・能力があること。研究に求められる基礎能力と強い意欲をもって研究者・高度技術者を目指す方はもちろん、社会人としての基盤を保ちつつ、より高度な専門能力の開発を望む方を広く求める。

2 上記に必要な修士相当の学力、ならびに、理工学系諸科目の学力を有すること。

3 研究成果の学術的発展を通じて社会貢献する高い志を有すること。

関連リンク / Related Links

»一般入試
»AO入試
»推薦入試
»帰国子女・外国学校出身者特別入試
»私費外国人留学生(学部留学生)特別入試
»大学院(博士前期課程)のアドミッション・ポリシー
»大学院(博士後期課程)のアドミッション・ポリシー

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加