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学士課程カリキュラム・ポリシー | お茶の水女子大学

2023年7月19日更新


お茶の水女子大学では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)及び入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)を新たに改訂しました。
学部では、各学部で学修目標(身につけるべき力)である「教養知〈DPA〉、専門知〈DPB〉、実践知〈DPC〉、グローバル・リーダーシップ〈DPD〉」を、大学院では、専攻ごとに学位授与の方針である「教養知〈DPA〉、専門知〈DPB〉、実践知〈DPC〉」を、カリキュラム・ポリシーに明記し、ディプロマ・ポリシー〈DP〉との一体性・整合性をはかりました。

2023.7.19改訂   

学士課程カリキュラム・ポリシー

本学のディプロマ・ポリシーに掲げた教育目標を実現するため、以下の方針に基づき教育課程を編成し、グローバルな視野をもって思考し、国内外で活躍できる女性を育成する。

1.教育課程編成の考え方・実施方針

(1) 総合的な教養教育を実施するため、以下の科目群を配置する。

  • コア科目群(リベラルアーツ・基礎講義・外国語・情報・スポーツ健康)の履修により、人文科学、社会科学、自然科学を俯瞰する総合的な教養と外国語や情報処理能力及びリーダーシップを身につける。 (DPA)
  • 文系と理系にまたがるリベラルアーツ科目群(テーマにそった系列)を履修し、公共性に関心をもって幅広い教養を習得し、各々のテーマに即した能動的学習を通じて、発信・交渉能力、領域横断的な視野、変化に対応する判断力を身につける。 (DPA,DPD)

(2)創造力と実践性を備えた高度な専門的能力を積み上げ、社会の各方面で指導的な役割を果たすことができる力を身につけるため、学修者が主体的に学ぶことができる複数プログラム選択履修制度を設け、以下のプログラムを配置する。(DPB,DPC)

  • 第1のプログラムとして、所属する学科の開設する主プログラムを履修する(必修)。(DPB, DPC)
  • 次に第2のプログラムとして、専門領域に深く特化する強化プログラム、他の専門領域を横断して学ぶ副プログラム、領域融合型・学際型の学際プログラムのいずれかを選択し履修する(選択必修)。(DPB,DPC)
  • 第3のプログラムとして、副プログラムや学際プログラムを履修することもできる。(DPB,DPC)

(3)教育課程の集大成として卒業研究または卒業論文を必修とする。自らテーマを設定し、確かな専門知識にもとづいて、情報やデータを収集・整理し、論理的に分析することによって、知識と思考と行動をむすびつけ、問題を解決する力を身につける。(DPB, DPC) 
(4)実践的な外国語科目や国内外での実習・研修科目や海外交流協定校への留学によって、国際的視野や異文化理解能力、コミュニケーション能力を身につける。(DPD) 
(5)コンピテンシーを育成する授業科目の履修や、課題解決型の学習・実習を通じて、教養教育や専門教育で培った知識を社会で実践するための総合知を身につける。(DPC,DPD) 
(6)学部・学科により、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状、栄養教諭一種免許状、管理栄養士受験資格、公認心理師受験資格、一級建築士受験資格、ならびに社会調査士資格、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPC) 

2.学修内容及び学修方法

(1)総合的教養教育のための科目を主に1、2年次に履修する。専門性を育むための複数プログラム選択履修制度における第1プログラム(主プログラム)は1年次より履修を開始し、第2プログラムは2年次までに選択・履修を開始する。
(2)カリキュラムにおける授業科目の順次性と体系性が示されたカラーコードナンバリングを、学修の順序の目安とする。 
(3)主体的な学びを保証するためのきめ細かな履修指導と、GPA 制度に基づく厳格な成績評価により、学びの質を向上させる。
(4)「お茶の水女子大学アカデミック・エシックス」に基づき、学修する上での倫理を初年次から学ぶ。
(5)専門や専門領域を超えた多様な学修の成果および学習目標の達成状況を可視化する。 

 3.学修成果の評価方法

科目の到達目標や学習内容等に応じて、期末試験、レポート、口頭試問、小テスト、授業の参加態度等によって、素点(100点満点、60点以上を合格とする)から算出されるGPおよびレターグレードによって評価し表示される。具体的な評価方法はシラバスに明示する。また、全学的に学生に対する調査を行い、ディプロマ・ポリシーで示した目標が達成されているかを検証する。

文教育学部

1.教育課程編成の考え方・実施方針
  1. 人間の文化と社会への関心を核とし、人文・社会科学系の学問を中心とした学術研究のための確かな基礎と、国際的に通用する問題発見・解決能力、情報処理能力、コミュニケーション能力を身につける。(DPA, DPB, DPC, DPD)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と高い外国語力を身につける。(DPA, DPD)
  3. 人文科学、言語文化学、人間社会科学にかかわる専門教育プログラムと芸術・表現行動学にかかわる専門教育のカリキュラムにおいて、講義・演習・実習などの多様な形態の授業を通して、人間の文化と社会の複雑な事象を追究・分析するために必要な知識や技能を習得する。(DPB, DPC)
  4. 複数プログラム選択履修制度では、第1のプログラム(必修)として、所属する学科(人文科学科、言語文化学科、人間社会科学科)の開設する主プログラムまたはグローバル文化学主プログラムを履修する。次に第2のプログラム(選択必修)として、専門領域に深く特化する強化プログラム、他の専門領域を横断して学ぶ副プログラム、領域融合型・学際型の学際プログラムのいずれかを選択し履修する。これによって、高い専門性に支えられた実践力やリーダーシップを身につける。(DPB,DPC,DPD) 
  5. 人文科学、言語文化学、人間社会科学、芸術・表現行動学の高度な専門性を自らの力とするために、卒業論文ないしは卒業研究を必修とし、教員の指導のもとに、研究テーマにかかわる資料やデータや研究文献を収集し、これらを解読・分析し、一定の結論をもった卒業論文ないしは卒業研究を完成する。(DPB,DPC)
  6. 学科により、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状、ならびに社会調査士資格、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPB,DPC)
2.履修内容および履修方法

各学科およびグローバル文化学環が定める科目(コア科目、専門教育科目、学部共通科目、全学共通科目、教職課程科目)および単位を履修し、専門教育の各プログラムが定める教育目標にそって学修する。カリキュラムにおける授業科目の順次性と体系性が示されたカラーコードナンバリングを、学修の順序の目安とする。

人文科学科

  1. 人間の文化・社会について、深く幅広い知識を習得し、それらに立脚したオリジナルな問いを自ら見つけ出し、必要な資料・データを収集・整理した上で、独自の論理を築き上げる総合的な力を身につける。(DPA,DPB,DPC) 
  2. コミュニケーション力と専門教育の基礎として、2言語以上の外国語を履修し、人文科学の基礎力を身につけるため、学科共通科目を4科目以上履修する。(DPA)
  3. 人文科学科が開設する専門教育プログラムの編成とその方針は以下のとおりである。(DPB,DPC)
    ①哲学・倫理学・美術史プログラムでは、人類が求めてきた真・善・美という価値に関わる事象について、専門的かつ体系的知識を習得するとともに、それらの価値の問い直しをはかることを通じて、「考える力、行う力、感じる力」を高める。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ②比較歴史学プログラムでは、日本、アジア、西洋という地域軸と古代から現代までの時間軸にそって、概説・研究法・講読・特殊講義・演習・調査の6種類の授業科目を設け、相互の比較や連関・交流に着目することで社会全体を俯瞰し、柔軟な思考によって人類史を総合的に把握する。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ③地理環境学プログラムでは、自然・人文地理学、地誌学の講義・演習とフィールドワーク・GIS(地理情報システム)・社会調査などの実習を通じて、文系と理系の知を地域・場所で結びつけ、現実的な諸問題の解決のための、センスを磨く。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
  4. 中学校教諭一種免許状(社会)、高等学校教諭一種免許状(社会、地理歴史、公民)、学芸員、社会調査士の資格の取得にかかわる科目を履修することができる。地理環境学プログラムでは、これらに加えて、GIS学術士、地域調査士の資格の取得にかかわる科目を履修することができる。 (DPC)

言語文化学科

  1. 「ことば」やそれに基づき生成される文学・芸術について考究するために、各言語の習得やそれらについての体系的理解、 また、言語・文学・芸術に対する基本的な研究方法の習得を目指す。日本語教育副プログラムでは、第二言語としての日 本語を教えるために必要な知識と技能を習得する。(DPA,DPB,DPC)
  2. コミュニケーション力と専門教育の基礎として、2言語以上の外国語を履修し、言語文化の研究の基礎力を身につけるため、学科共通科目を4科目以上履修する。(DPA)
  3. 言語文化学科が開設する専門教育プログラムの編成とその方針は以下のとおりである。(DPB,DPC)
    ①日本語・日本文学プログラムでは、概論・文学史・講読・特殊研究・特殊講義・演習の科目によって、上代から現代に至る日本語および日本文学の歴史を体系的に学習し、各時代の文学作品や日本語を正確に深いレベルで理解し、その研究方法を習得する。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ②中国語圏言語文化プログラムでは、中国語の講読・作文・ヒアリング・会話の授業科目によって、確実な中国語運用能力の養成をはかり、その基礎の上にたって中国の現代言語文化および古典言語文化に関する科目群を履修し、中国に対する総合的な理解を深める。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ③英語圏言語文化プログラムでは、英語学と英語圏の文学・文化に関する講義・演習科目によって、専門知識と研究法を習得し、作文・会話の科目によって柔軟な英語運用能力を習得する。学修の総まとめとして、卒業論文を英語で執筆し、自らの考えを英語で正確に理解し発信する。作成・提出後、口述・審査をうける。
    ④仏語圏言語文化プログラムでは、フランス語学・作文・会話の授業科目によって、フランス語の専門的知識と実践的運用能力を身につけ、仏語圏の言語文化や社会に関する講義・演習科目によって専門知識と研究方法を習得し、さらにドイツ語圏をはじめとする他の言語圏の文化との比較考察を行う力を養う。学修の総まとめとして卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ⑤日本語教育副プログラムでは、グローバル化する社会において、多様な言語・文化的背景をもつ日本語学習者に対する日本語の教育・習得および異文化理解に関する基本的知識や実践的技能を、講義と演習科目などによって学ぶ。
  4. 中学校教諭一種免許状(国語・英語・中国語)、高等学校教諭一種免許状(国語・英語・中国語)の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

人間社会科学科

  1. 人間に対する深い理解に基づき、世界的視野に立って社会の広い分野において主導的役割を果たせるように、教育科学、社会学、子ども学の幅広い基礎知識、深い専門的および応用的知識を習得する。(DPA,DPB,DPC,DPD)
  2. コミュニケーション力と専門教育の基礎として、外国語を履修し、人間社会科学の基礎力を身につけるため、学科共通科目を3科目以上履修する。(DPA,DPD)
  3. 人間社会科学科が開設する専門教育プログラムの編成とその方針は以下のとおりである。(DPB,DPC)
    ① 教育科学プログラムでは、教育思想、教育史、教育社会学、教育方法学、教育開発論等の教育科学諸領域の概論・特殊講義・演習によって、人間と教育のあり方についての創造的な考察を行う。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・発表のうえ審査をうける。小学校教諭免許状取得に必要な科目を含む。
    ② 社会学プログラムでは、理論的ないし実証的方法により、人間の意識と行動の社会的側面、およびその基盤をなす社会の構造と変動を多角的に分析・考察するため、社会調査法が必修となっており、社会意識・ジェンダー・社会政策・文化人類学等の主要な社会学的領域と教育社会学や子ども社会学・地理学等の隣接領域の講義・演習科目を学び、人間や社会を広く根本的に見通す。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ③ 子ども学プログラムでは、専門の基礎として、「子ども」や保育・幼児教育に関する理論を多角的観点から学び、さらに附属幼稚園や認定こども園をはじめとする乳幼児教育実践の場に臨み、子どもをめぐる環境、社会、文化、制度、歴史および保育実践等について、理論・対話・実践の一体的な学びを目指す。4年間の集大成として卒業論文を作成・提出し、発表・審査等をうける。幼稚園教諭免許状取得に必要な科目を含む。
  4. いずれのプログラムを選択しても、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状、中学校教諭一種免許状(社会)、高等学校教諭一種免許状(公民)の教員免許、学芸員資格、社会調査士資格の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

芸術・表現行動学科

  1. 講義、演習、実習など多様な形態の授業を通じて、音楽や舞踊を理論的に分析するための基礎的能力と、理論的成果を実践に適用して現代的問題を発見および解決するための実技力・実践力を身につける。(DPA,DPB,DPC)
  2. コミュニケーション力と専門教育の基礎として、外国語を履修する。(DPA)
  3. 芸術・表現行動学科は、舞踊や音楽の理論と実技の双方の習得を目的とする専修プログラムを履修する。その方針は以下のとおりである。(DPB,DPC)
    ①舞踊教育学専修プログラムでは、舞踊芸術学・臨床舞踊論・民族舞踊学・動作学・体育原理などの講義や演習の科目によって、表現行動を理論的に分析するための基礎的能力を習得し、実習や実技によって、理論的成果を実演・適用できる力をつける。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、口述・審査をうける。
    ②音楽表現専修プログラムでは、「音楽から世界を理解する」ことを目標に、理論と実践の高い次元での融合を目指す。理論面においては西洋近代のみならず幅広い時代・地域の音楽史・音楽理論が必修となっており、学際的視野に立って問題を提示する。実技力については、学習者のニーズに合わせた基礎から高度な水準に至る声楽・ピアノ演奏の実技科目を履修し、理論を演奏に反映しうる実践・応用能力を習得する。学修の総まとめとして、卒業研究を作成・提出し、口述・審査をうける。
  4. 中学校教諭一種免許状(音楽、保健体育)、高等学校一種免許状(音楽、保健体育)の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)
  5. 文教育学部の他学科所属の学生が第2又は第3 のプログラムとして、他学部所属の学生が第3のプログラムとして履修できる舞踊教育学副プログラムおよび音楽表現副プログラムにおいては、舞踊や運動や音楽の意義について理解を深めるとともに、自らの専門分野との関連を学ぶ。(DPA)

グローバル文化学環

  1. グローバル化の進む現代世界において、多様な文化を越えた協働を実現するための専門的な教育(グローバル文化学主プログラム)が必修となっている。人文科学科、言語文化学科、人間社会科学科の共通のプログラムであり、どの学科の学生も主プログラムとして履修することができ、学科をこえた総合的教育が行われる。(DPA, DPB)
  2. グローバル社会に必要とされる外国語(英語など2つ以上の外国語)を必修とし、所属する学科の副プログラムを履修することで、学際的な専門力を身につける。(DPA, DPB)
  3. グローバル文化学プログラムでは、グローバル化にかかわる基礎科目を履修したうえで、地域研究・地域文化、多文化交流・多文化共生、国際関係・国際協力の3つの領域にかかわる講義・研究法・演習・実習の科目を体系的に履修する。実践力と多文化理解力を養うため、国内外での実習が必修となっており、留学することが推奨される。学修の総まとめとして、卒業研究を作成・提出し、口述発表・審査をうける。(DPB, DPC, DPD)
  4. 文教育学部の他学科および他学部の学生が履修できるグローバル文化学学際プログラムでは、学際的な学習を行い、グローバル・リーダーシップを身につける。(DPA, DPD)

理学部

1.教育課程編成の考え方・実施方針
  1. 理学は、自然の成り立ちの原理・法則を探求する学問である。人類の英知が蓄積された理論や知識を深く知り、さらに新たな謎に挑むための柔軟な思考力と問題解決能力を習得し、自然とその中で展開する人間活動とを扱う様々な場面において、貢献できる力を身につける。(DPA,DPB,DPC,DPD)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と高い外国語力を身につける。(DPA,DPD)
  3. 数学、物理、化学、生物学、および情報科学にかかわる専門教育プログラムにおいて、講義・演習・実習・実験を通して、理学的態度を身につけて、自然と人間とがかかわる様々な問題を探究するために必要な知識や技能を習得する。(DPB,DPC)
  4. 複数プログラム選択履修制度では、第1のプログラム(必修)として、所属する学科の開設する主プログラムを履修する。次に第2のプログラム(選択必修)として、専門領域に深く特化する強化プログラム、他の専門領域を横断して学ぶ副プログラム、領域融合型・学際型の学際プログラムのいずれかを選択し履修する。これによって、高い専門性に支えられた実践力やリーダーシップを身につける。(DPB,DPC)
  5. 自然科学の高度な専門性を自らの力とするために、卒業研究が必修となっている。教員の指導のもとに研究テーマにかかわるデータを収集・解析し、自ら結論を導き、さらに多くの人々と議論し考察を深めて、卒業研究を完成する。(DPB,DPC)
  6. 学科により、中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状、ならびに学芸員資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPC)
2.履修内容および履修方法

各学科が定める科目(コア科目、専門教育科目、学部共通科目、全学共通科目、教職課程科目)および単位を履修し、専門教育の各プログラムが定める教育目標にそって学修する。カリキュラムにおける授業科目の順次性と体系性が示されたカラーコードナンバリングを、学修の順序の目安とする。

数学科

  1. 数学の基礎的素養として解析学・幾何学・代数学をバランス良く学び、講義で得た知識を、演習・輪講・数学講究(セミナー)を通して実践的に学ぶことにより、抽象化・一般化・厳密性などの数学的論理思考法を身につける。また数理逍遥など応用的素養のための科目も履修する。(DPA,DPB,DPC)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。(DPA,DPD)
  3. 数学主プログラムでは、数学の基礎となる必修科目を中心として、必修に準ずる科目群も学ぶ。強化プログラムでは、分野を特化した高度で専門性の高い知識や能力を養い、現代数学の新しい問題に触れることによって、問題の発見力・構成力を身につける。これらの基礎の上に4年間の数学の学習の総まとめとなる「数学講究(必修)」を履修する。(DPB,DPC)
  4. 中学校教諭一種免許状(数学)、高等学校教諭一種免許状(数学)、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

物理学科

  1. 物理学の基礎から応用に至るまでの幅広い分野の教育・研究を、一貫性を持って遂行することにより、物理現象を理論と実験の双方向から直感的かつ論理的に探究する能力を身につける。物理学の探究を通じて、様々な場面で出会う問題に対して還元論的かつ多元的なものの見方を習得し、問題解決能力を向上させる。(DPA,DPB,DPC)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。(DPA)
  3. 物理学主プログラムでは、物理学の基礎となる必修科目を中心として学び、問題解決の能力を養うための演習と、物理現象の自発的な発見と検証の能力を磨くための実験を行う。強化プログラムでは、さらに専門性の高い科目群を選択して履修し、物理学の細分化された専門分野での高度な知識を習得し、最前線の研究テーマに取り組むための実力を身につける。各人が課題を設定し、これを首尾一貫した系統的な物理学の考え方を用いて問題を解決することを目標として特別研究を行う。(DPB,DPC)
  4. 中学校教諭一種免許状(理科)、高等学校教諭一種免許状(理科)、ならびに学芸員資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPC) 

化学科

  1. 化学は、原子・分子をなかだちとして自然科学のあらゆる分野と密接に協力して発展するものであり、その領域は数学・物理学の理解が不可欠な分野から、さらに生物学をはじめとする自然科学の諸分野、加えて、工学、医学、薬学などの応用的分野の知識が必須となる領域まで広がっている。化学科では、自然科学はもとより、応用科学分野における諸問題、さらには人類が直面する社会的問題をも解決できる論理的思考力や自然科学の基礎知識および研究能力を体得し、柔軟な思考力と優れた問題解決力を身につける。(DPA,DPB,DPC)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。(DPA)
  3. 化学主プログラムでは、化学の5つの主要分野である物理化学、 無機化学、 有機化学、 分析化学、生物化学の専門分野の基礎を講義により順次学習し、化学の体系を理解する。さらに化学の研究に必要な実験手法を身につけるために各分野の実験を学ぶ。強化プログラムでは、各分野の基礎に立脚し、専門的発展的事柄について講義・演習および実験を通して学習する。これにより、物質の構造、性質、反応に関する理解を深め、化学的視点に基づいた問題解決能力と問題発見能力を習得する。 (DPB,DPC)
  4. 中学校教諭一種免許状(理科)、高等学校教諭一種免許状(理科)、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

生物学科

  1. 生物学は、「生き物」の複雑で多様な生命現象を探求する学問であり、生命現象が関与する他の学問分野の基盤となり、さらには地球環境問題や生命倫理などの社会的な問題にまで影響を及ぼす。生物学科では、多種多様な生命現象を科学的に解析する力を養い、幅広い知識に基づいた柔軟で論理的な思考力を身につける。(DPA, DPB, DPC, DPD)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。(DPA, DPD)
  3. 生物学主プログラムでは、生物学の基礎概念を理解するための必修科目および基礎的な実験手法の学びを通して生物学の基盤的知識を習得し、この基盤の上に生物学の各分野の実験手法を選択必修実習および選択科目で履修することで生物学に必要な基礎技術を習得する。その後、生物学強化プログラム、学際プログラムまたは他学科の副プログラムにより、細分化された専門分野における高度な知識を身につける。最後に総まとめとして、各人が生物学の課題を設定し問題を解決することを目標として、特別研究および生物学演習を行う。(DPB, DPC)
  4. 中学校教諭一種免許状(理科)、高等学校教諭一種免許状(理科)、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

情報科学科

  1. 情報科学は、「情報」を対象とした数理科学であると同時に、その知見を、コンピュータを介して工学的に応用し、幅広く社会に貢献する学問である。情報科学科では、「計算とは何か」「認識とは何か」といった人間・社会・世界が関わる普遍的な法則性に対する思考力と、変化し続ける現代社会の諸相に柔軟に適応し、問題を解決する能力を身につける。(DPA,DPB,DPC)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力を身につける。(DPA,DPD)
  3. 情報科学主プログラムでは、コンピュータシステム序論、データ構造とアルゴリズムなどの情報科学の基礎科目、線形代数学、微分積分学等の数学系の基礎科目、プログラミング実習等のプログラミング力を身につける実習科目、コンピュータアーキテクチャ等の情報科学技術の科目を学び、そのうえで特別研究を実施する。強化プログラムでは、情報科学のより細分化された専門分野での高度な知識を習得し、情報科学全体への理解を深める。(DPB,DPC,DPD)
  4. 中学校教諭一種免許状(数学)、高等学校教諭一種免許状(数学、情報)、学芸員資格の取得にかかわる科目を履修できる。(DPC)

学際プログラム

①応用数理学際プログラム
数学、物理学、情報科学の3つの科目群から構成されている。数学科目は、数学の中でも、特に応用される事の多い科目から構成される。物理学の科目群は物理学の基礎として重要な科目から構成され、情報科学の科目は数学の応用として捉えやすい科目から構成される。(DPA,DPB,DPC)
②物理・化学学際プログラム
物理と化学の学際分野に進むために有用である、両分野の入門的科目(基礎化学、物理学概論)および基礎実験科目を履修し、基礎的および専門的な講義科目を学ぶ。(DPA,DPB,DPC)
③ケミカルバイオロジー学際プログラム
化学主プログラムまたは生物主プログラムを履修する学生について必要なケミカルバイオロジー分野の基盤的科目および、それらを発展して学ぶ科目および周辺領域に視野を広げる科目から構成されている。(DPA,DPB,DPC)
④生命情報学学際プログラム
理学部の主プログラムを履修する学生が、生命情報学の基礎知識と基礎技術を習得するために、必修2 科目と選択必修6単位を履修する。(DPB) その上で、今までに学んできた主プログラムと生命情報学の基礎とを合流させて、学生自らがもっとも力を発揮できる領域の科目を履修する。(DPC)

生活科学部

  1. 人間と生活と環境を分析的かつ総合的に理解する技法を学び、専門的学知に裏打ちされた確かな教養と豊かな構想力を身につける。(DPB)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力および、情報処理能力を身につける。(DPA, DPD)
  3. 食物栄養学の専修プログラムと、人間生活学、心理学および消費者学の専門教育プログラムが開設されており、少人数の実験・実習・講義・演習などの多様な形態の授業を通して、公共の利益に資する高度な専門知識、判断力を身につけ、実践の場で応用可能な知識と技能を習得する。(DPB, DPC)
  4. 複数プログラム選択履修制度では、第1のプログラム(必修)として、所属する学科(人間生活学科、心理学科)の開設する主プログラムを履修する。次に第2のプログラム(選択必修)として、専門領域に深く特化する強化プログラム、他の専門領域を横断して学ぶ副プログラム、領域融合型・学際型の学際プログラムのいずれかを選択し履修する。これらにより、高い専門性に支えられた実践力やリーダーシップを身につける。(DPB, DPC)
  5. 生活者の視点に立った高度な専門性を自らの力とするために、卒業論文が必修となっており、教員の指導のもとに研究テーマに関わる実験・実習・資料の収集を行い、そうして得られたデータや資料を分析し、卒業論文を完成する。(DPB, DPC)
  6. 学科により、中学校教諭一種免許状(家庭科)、高等学校教諭一種免許状(家庭科)、社会調査士資格、学芸員資格、栄養士資格ならびに管理栄養士受験資格にかかわる科目を履修することができる。(DPC) 

食物栄養学科

  1. 豊かな食生活と健康な社会の実現に向けて、食物と栄養に関する科学的視点と実践力を身につける。(DPC)
  2. 幅広くコア科目(教養科目)を履修し、自然科学系などの基礎科目も履修して、広い教養を習得する。(DPA)
  3. 食物栄養学科では、食物と栄養に関する科学的視点と実践力を身につけた指導的人材として、栄養士免許取得および管理栄養士国家試験受験資格に必要な単位を履修できる専修プログラムが編成されている。その方針は以下のとおりである。
    食品化学、食品貯蔵学、調理科学、基礎栄養学、臨床栄養学、応用栄養学、栄養教育論、給食経営管理論、公衆栄養学など様々な学問領域の専門課程や実験・実習を通して論理的思考を身につける。さらに、管理栄養士の国家試験受験資格に必要な栄養臨地実習を行うとともに、食物と栄養に関する科学研究の専門教育として、各自が設定した特定のテーマについての研究を進め、卒業論文(必修)を完成する。(DPB)
  4. 栄養士免許と管理栄養士の国家試験受験資格が与えられ、栄養教諭一種免許状を取得することができる。また、任用資格として、食品衛生監視員、食品衛生管理者を取得することができる。

人間・環境科学科(※令和5年度で募集終了)

  1. 環境と人間との間でのアンバランスから生じる様々な問題に対し、人間が享受する快適性、利便性、安全・安心を生活者にとって重要な要素と位置づけた上で、人間と環境がバランスを保ちつつ暮らせるための具体的な対策を社会に対して提案し実践する能力を身につける。(DPB, DPC)
  2. コア科目(教養科目)を履修するとともに、人間と環境間の問題解決に不可欠な定量性や客観性といった科学的な思考能力を養うために、自然科学系基礎教育を重視した履修を行う。(DPA, DBD)
  3. 数学、物理、化学、生物、情報などの理工系基礎科目を重点的に履修する。この基礎のうえに、関心に従い、応用へ展開する諸科目を学習する。人間・環境科学主プログラムでは、理工系基礎学力を発展させるとともに幅広く関連基礎知識を身につける。強化プログラムでは、工学的トレーニングを通じて、設計・評価能力を養うとともに、多角的な知識を総合してイノベーションを創造する能力を培う。卒業年次には指導教員のもとで卒業論文を作成するための研究を行い、生活の質に関連した具体的応用課題に対する解決能力を身につける。(DPB, DPC)
  4. 一級建築士受験資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPB, DPC)

人間生活学科

  1. 生活者の視点から、人間と社会の関係、生活と文化について、多角的かつ複合的なアプローチを駆使し、人間と生活を総合的に理解し探求する力を身につける。(DPA, DPB, DPC)
  2. 幅広くコア科目(教養科目)と外国語科目を履修し、人間の生活について、生活者の視点から多角的かつ複合的なアプローチを駆使しうる視野と基礎教養を身につける。生活者の視点を学ぶ「人間生活論」を必修科目とし、生活社会科学、生活文化学の概論を履修した上で、専門教育プログラムを履修する。(DPA, DPB)
  3. 人間生活学科が開設する専門教育プログラムの編成とその方針は以下の通りである。
    ① 生活社会科学プログラムは、法学、政治学、経済学、社会学の4分野にわたり広く社会科学の知識と家族論、ジェンダー論、社会政策論、消費者経済、生活法といった現代的トピックを、講義や演習や調査法などによって学びながら、社会科学の高度な知識と研究方法論を使いこなす。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、発表・審査をうける。(DPB, DPC)
    ② 生活文化学プログラムは、服飾、住居、工芸、デザインなどの生活造形を生み出してきた文化・歴史を、比較文化論、民俗学、歴史学、保育などの講義や演習、実習によって多角的に探究する。学修の総まとめとして、卒業論文を作成・提出し、発表・審査をうける。(DPB, DPC)
    ③ 生活社会科学副プログラムは、社会科学の基礎的な力を身につけ、社会問題、経済問題など生活に関わる問題を分析し、解決策を考える力を養う。(DPB, DPC)
    ④ 生活文化学副プログラムは、生活造形・保育を中心とした生活文化学の基本を学ぶことにより、創造的な生活の感性を養う。(DPB, DPC)
  4. 中学校教諭一種免許状(家庭科)、高等学校教諭一種免許状(家庭科)、社会調査士、学芸員資格を取得できる。このほか、消費生活アドバイザー試験に対応する科目を履修することができる 。(DPC)

心理学科

  1. 科学的エビデンス、論理的分析力に基づく臨床・応用実践、社会的課題にセンシティブな実証的探求の視点や能力を獲得する。(DPA, DPB, DPC)
  2. コア科目(教養科目)の履修によって、文理にまたがる総合的な教養と外国語力および、情報処理能力を身につける。(DPA, DPD)
  3. 心理学科では心理学導入科目、基礎講義科目、基礎演習科目、応用実習科目、応用融合科目を履修し、心理学全般及び各専門領域の専門的知識を獲得する。(DPB, DPC)
  4. 心理学主プログラム、心理学強化プログラムの履修により、様々な生活領域における課題を解決していくために、自ら問いを立て、科学的に探求し、実証していく方法論を獲得し、心理臨床実践の基本的な姿勢とスキルを身につける。(DPB, DPC, DPD)
  5. 心理学的研究力や総合的探究力を身につけるため、実証的な心理学手法による研究に基づいて卒業論文を完成させる。(DPB, DPC)
  6. 学部段階で指定された公認心理師受験資格の取得にかかわる科目を履修することができる。(DPC)

消費者学学際プログラム

消費者学の基礎となる「消費者科学入門」「国民経済と生活」「消費者法」が必修となっており、消費者にかかわるさまざまな分野の科目を選択履修することで、消費生活にともなう諸問題を、学際的に分析し、実践的な対応策を考える。(DPA, DPB, DPC, DPD)

共創工学部

  1. 人文学・社会科学と協働する工学を学修し、工学設計やデータサイエンス等の技能を修得した上で、社会的文化的課題解決や社会と文化のイノベーションを目指して、新たなモノや価値を創造し、社会で実践する力を身につける。(DPA-DPDに対応)
  2. コア科目(教養科目)等の履修によって、自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養と外国語力や情報処理能力及びリーダーシップを身につける。(DPA、DPDに対応)
  3. 複数プログラム選択履修制度では、第1のプログラム(必修)として、所属する学科(人間環境工学科、文化情報工学科)の開設する主プログラムを履修する。次に第2のプログラム(選択必修)として、専門領域に深く特化する強化プログラム、他の専門領域を横断して学ぶ副プログラム、領域融合型・学際型の学際プログラムのいずれかを選択し履修する(他の学部が開設する関連プログラムからの選択も可とする)。
    人間環境工学科及び文化情報工学科の主プログラム、強化プログラムに、専門知識を体系的かつ能動的に学修する各学科の基礎科目群、発展科目群を置く。また、共創・協働の意義とプロセスを理解し、専門知に立脚した社会実践力を身につける共創工学共通科目群、共創工学応用科目群を置く。
    4つの科目群によって、①専門知を協働させ、②課題を発見し(発見力)、③解決策を考案し(発想力)、イノベーションの推進を目指して、④アイデアを設計・評価し(デザイン力)、⑤社会と対話する力(対話力)を身につける(5つの共創能力)。(DPB、DPCに対応)
  4. 専門性に基づき、新たな技術や文化や価値(モノやコト)を創造し、社会実践する力を自らのものとするため、卒業研究を必修とする。教員の指導のもとに研究テーマに関わる実験・実習・資料の収集・加工を行い、そうして得られたデータや資料を分析し、卒業論文(又は作品)を完成する。(DPB、DPCに対応)
  5. 建築士(一級、二級)受験資格、学芸員資格、GIS学術士資格及び地域調査士資格の取得に関わる科目を履修することができる。(DPCに対応)
  6. 各科目の学修成果は、その到達目標や学習内容等に応じて、期末試験、レポート、小テスト、発表、授業への参加態度等によって評価し、具体的な評価方法は、シラバスに明示する。共創能力の育成・評価については、共創工学共通科目及び共創工学応用科目を中心に、学修ポートフォリオを用いて、総合的かつ継続的な指導を行う。(DPA~DPDに対応)

人間環境工学科

  1. 持続可能な環境、多様な人々の包摂、安全で豊かな生活の実現に向けて、人間とそれを取り巻く環境を深く観察し、課題を発見し、モノ・人・空間に新たな価値を創造する能力を身につける。さらに、イノベーション推進の観点から、課題解決を社会で実践する基礎的な力を習得する。(DPA―DPCに対応)
  2. コア科目(教養科目)等を履修し、社会・文化、自然・環境に関する幅広い教養に加え、問題解決に不可欠な科学的な思考能力とコミュニケーション力を総合的に学習し、物事を広く俯瞰する知性を身につける。(DPAに対応)
  3. 人間環境工学科の主プログラム(第1のプログラム、必修)及び強化プログラム(第2のプログラム、選択必修)では、人間環境工学基礎科目群(工学系)によって、人間工学、環境工学の基盤となる理工学の基礎科目を講義・実験・演習により習得する。また人間環境工学基礎科目群(共創系)により、各領域の知識をつなぎながら演習を中心に実践的に設計・デザインやデータサイエンスを学び、知識を広げ共創する技術を習得する。この基礎の上に、人間環境工学発展科目群によって、3つの領域(人間領域、マテリアル領域、環境領域)の知識・技能を深める。共創工学共通科目群によって、共創・協働の意義とプロセスを理解し、専門知を社会実装していく能力を涵養する。最終段階として、共創工学応用科目群における各領域の実験実習や専門知識を用いたPBL演習を通じて、社会での実践・普及に必要な力を身につける。4つの科目群によって、①専門知を協働させ、②課題を発見し、③解決策を考案し、イノベーションの推進を目指して、④アイデアを設計・評価し、⑤社会と対話する力を身につける(5つの共創能力)。(DPB、DPCに対応)
    第2のプログラムでは、文化情報工学学際プログラム(共創工学部が開設)、情報科学副プログラム、生命情報学学際プログラム(理学部が開設)、消費者学学際プログラム(生活科学部が開設)を履修し、それらの領域についての専門的知識と思考力を高めることもできる。(DPB、DPC に対応)
  4. 卒業年次には指導教員のもとで、社会的な課題解決や実践に関わる先行研究の調査ののち実験・調査・開発・設計などの卒業研究を提出し、口述・審査を受ける。(DPB、DPCに対応)
  5.  人間環境工学科では、建築士(一級、二級)受験資格及び学芸員資格の取得に関わる科目を履修することができる。(DPCに対応)
  6. 人間環境工学学際プログラムでは、所属学科以外の学生に対し、社会課題を技術ベースで解決する手法、ならびに、ロジックモデルに基づきイノベーションを進めるプロセスについて学習する機会を提供する。

文化情報工学科

  1. 人間の文化や社会に関わる諸問題を、データサイエンスや工学的な発想・技術を用いて解決していく能力、すなわち深く幅広い知識を習得し、必要な資料・データを収集・整理・解析した上で、新しい文化や価値を創造し、社会で実践する力を身につける。(DPA-DPCに対応)
  2. コア科目(教養科目)等を履修し、人間・社会・文化、自然・環境に関する幅広い知識と問題解決に不可欠な科学的な思考能力、ならびに、コミュニケーション力や情報処理能力を総合的に学習する。(DPAに対応)
  3. 文化情報工学科の主プログラム(第1のプログラム、必修)及び強化プログラム(第2のプログラム、選択必修)では、文化情報工学基礎科目群と文化情報工学発展科目群によって、人文学、データサイエンス、情報工学の基礎を身につけ、この上に、人文学とデータサイエンスを協働する人文情報学や情報工学を学修し、さらに情報工学との協働を活かして、人文学に関わるデジタルデータの収集と加工、解析と可視化する能力を身につける。共創工学共通科目群によって共創・協働の意義とプロセスを理解し、専門知を社会実装していく能力を涵養する。さらに共創工学応用科目群によって、工学的発想や技術を用いて、課題解決のためのアイデアを作品・表現などとして具現化し、社会での実践・普及に必要な力を身につける。
    これら4つの科目群によって、①専門知を協働させ、②課題を発見し、③解決策を考案し、イノベーション推進を目指して、④アイデアを設計・評価し、⑤社会と対話する力を身につける(5つの共創能力)。(DPB、DPCに対応)
    第2のプログラムに関しては、人文知に関わる副・学際プログラム(文教育学部、生活科学部が開設)のいずれか、人間環境工学学際プログラム(共創工学部が開設)、情報科学副プログラム(理学部が開設)を選択し、それらの領域についての専門的知識と思考力を高めることもできる。(DPB、DPCに対応)
  4. 卒業研究では、研究テーマに関わる実験・実習・資料の収集・加工を行い、得られたデータや資料を分析し、卒業論文(又は作品)を完成する。(DPB、DPCに対応)
  5. 学芸員資格、GIS学術士資格及び地域調査士資格の取得に関わる科目を履修することができる。(DPCに対応)
  6. 文化情報工学学際プログラムでは、所属学科以外の学生が、人文学・社会科学領域に活用できるデータサイエンスの知識と技法を養う。

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»(※2023年7月19日以前)学士課程カリキュラム・ポリシー | お茶の水女子大学

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