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研究インテグリティへの取組

2024年7月26日更新

 近年、科学技術・イノベーションにおける国家間の覇権争いが激しくなっている中で、国際化・オープン化に伴う新たなリスクの管理が求められています。この新たなリスクにより、開放性、透明性といった研究環境の基盤となる価値が損なわれる懸念や、研究者が意図せず利益相反・責務相反に陥る危険性も指摘されています。
 こうした中、我が国においては、令和3年4月27 日の政府の統合イノベーション戦略推進会議において「研究活動の国際化、オープン化に伴う新たなリスクに対する研究インテグリティの確保に係る対応方針について」が決定されました。
 これを受けて、お茶の水女子大学では、外国機関等との関係による新たに懸念されるリスクに係る情報の共有及び当該情報を分析し、本学の研究インテグリティを確保するため、研究インテグリティの確保に関する規則及び研究インテグリティ・マネジメント委員会規程を制定するとともに、各種相談窓口を設置しています。
※ここでいう研究インテグリティとは、研究の国際化やオープン化に伴う新たなリスクに対して新たに確保が求められる、研究の健全性・公正性を意味します。

研究インテグリティの確保に係る対応方針
研究インテグリティの確保に係る対応方針(概要)令和4年9月 内閣府科学技術・イノベーション推進事務局

<規則・運用体制>

研究インテグリティに係る情報のe-Rad登録について

「研究活動の国際化、オープン化に伴う新たなリスクに対する研究インテグリティの確保に係る対応方針について」に従い、研究資金配分機関等においては、「競争的研究費の適正な執行に関する指針」を令和3年12月に改正し、競争的研究費の過度の集中の排除の観点から、以下の情報を、競争的研究費の応募前にe-Radへ登録することが必須となりましたので、応募前に必ず登録をお願いいたします。

研究インテグリティに係る情報のe-Rad登録方法 

登録内容

  • 現在の競争的研究費その他の研究費の応募・受入状況(制度名、研究課題、実施期間、予算額、エフォート等)
  • 現在のすべての所属機関・役職(兼業、外国の人材登用プログラムへの参加、雇用契約のない名誉教授等)
  • 研究インテグリティに関する所属機関への報告状況(必須)

 ※研究者の皆様には、研究活動の透明性の確保について、別途誓約書を提出していただきます。
適切な報告が行われていないことが判明した場合は、研究課題の不採択、採択取消し又は減額配分となることがありますので、十分注意してください。

相談窓口一覧

相談事項 対応部局 相談先
研究インテグリティ全般に関すること。 研究・産学連携課 KC-kenkyo@cc.ocha.ac.jp
外国機関等との兼業、クロスアポイントメント等に関すること。  人事労務課 jinji@cc.ocha.ac.jp
外国機関等との共同研究契約、受託研究契約等に関すること。  研究・産学連携課 KC-kenkyo@cc.ocha.ac.jp
外国機関等からの寄附金、助成金、物品等の受入に関すること。  研究・産学連携課、
財務課
(寄附金、助成金)
KC-kenkyo@cc.ocha.ac.jp
(物品等)
KC-zaimu@cc.ocha.ac.jp
協定外国機関等からの研究員・学生等の受入又は外国機関等への研究者・学生等の派遣に関すること。  国際課、
研究・産学連携課
(学生)
KC-kokusai@cc.ocha.ac.jp
(研究者)
KC-kenkyo@cc.ocha.ac.jp
外国機関等との学術交流協定に関すること。  国際課 KC-kokusai@cc.ocha.ac.jp
外国機関等との産学官連携、利益相反、責務相反に関すること。  研究・産学連携課
人事労務課
KC-kenkyo@cc.ocha.ac.jp
jinji@cc.ocha.ac.jp
安全保障輸出管理に関すること。 研究・産学連携課(安全保障輸出管理担当) export-control@cc.ocha.ac.jp

<参考情報>

 
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