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学生ビジネスコンテストで連続受賞! ー「出る杭を育てる」お茶大生によるマーケ講座ー

2015年3月26日更新

「出る杭を育てる」(学内教育科研事業、事業責任者文教育学部三浦徹)では、学生団体「お茶大学生ビジネスフォーラム」(略称お茶ビズ、代表2013年度生活科学部4年高見純子、2014年度文教育学部4年高橋里奈)とコラボラボ(代表横田響子)によって、「よくわかるマーケ講座」を2011年度から企画・実施してきました。これは、講座を受講しながら、グループワークによってビジネスプランを作成・発表し、コンテストに応募するというものです。

2013年度は、「異世代女子会」(文教育学部小脇麻里ほか3名)が一般財団法人「学生サポートセンター」主催のビジネスプランコンテストにおいて努力賞を受賞しました。「一人暮らしなのでご飯を作るのが面倒。話し相手がいないのでご飯時が寂しい」という一声から始まったこのプランは、初めは一人暮らしの女性のみをターゲットにしていました。しかし社会的背景である高齢化問題とも絡め、一人暮らしの女子大生とおばあちゃんとを料理で結ぶという形に仕上がりました。

そして2014年度は、3つのグループのビジネスプラン(お茶大売り子さん事業、お茶大クッキングスクール、ベジエット)を「Primary Cooking(プライマリー・クッキング) 〜学童保育×料理教室〜」(生活科学部3年佐藤歩実、文教育学部1年宮﨑真帆、兵後彩果)に統合。これは、働くママと子どものために、料理教室をかねた学童保育を提供し、一緒に料理をつくって食べ、21時まで学童保育する、というプランです。子どもにとっては、放課後に寂しい思いをしないですむというだけでなく、小さいころから料理の知識と経験をつけ、栄養ある食事を適切な時間にとることができる、親にとっては、子どもを家にひとりで留守番させる心配がなくなり、仕事で帰りが遅くなっても子どもが夕食に困らない、という現実的かつ夢のあるプランです。第3回「ちばぎん・学生版ビジネスアイディアコンテスト」で優秀賞(1点)を、第5回「ビジネス創造コンテスト」(品川ビジネスクラブ・品川区共催)では優秀賞(2点)を、ダブル受賞しました。プランでは、共働き世帯が多く学童保育のニーズがある横浜市たまプラーザなど候補地の立地条件を調査し、1月の最終審査では息のあったプレゼンが喝さいを浴びました。

受賞者の声

ビジネスはアイデアだけでは成り立たず、綿密なデータ集積が必要だということを実感した。プランを立てている時は一体どこから考えればいいかも分からず戸惑うことばかりだったが、お茶ビズ4年生による親身なサポートによって、プランの考え方やデータの調べ方を身につけることができた。この活動を通して、マーケティング講座受講前は、ユーザー目線で考えていた様々なサービスも、事業者目線で見られるようになった。その後の就活などでも、この経験や企画の立て方のノウハウが生きている。(佐藤歩実)

  • photoビジネスプラン学内発表会 2014年10月25日
    花束をもった中央の3名がプランナー、
    その両端がお茶ビズ代表の二人
  • photo「ちばぎん・学生版ビジネスアイディアコンテスト」の様子
  • photo「ビジネス創造コンテスト」での発表
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