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2014年6月25日更新
本学サイエンス&エデュケーションセンターが岩手県立一関第二高等学校で行った出前授業「調理科学実験」が岩手日日新聞(2014年6月5日掲載)で紹介されました。
お茶の水女子大学は岩手県教育委員会と震災復興に向けた連携協定を結んでおり、これに基づき理科教育復興支援事業の一環として2014年6月2日(月曜日)に理科と家庭科を組み合わせた「おいしさの科学」の出前授業を行いました。
サイエンス&エデュケーションセンターの露久保美夏特任講師の指導のもと、一関二高の3年生(6人)が科学の視点で調理を学びました。露久保特任講師は「適切な調理方法には科学的根拠がある。調理のコツとは美味しい食べ物になるように調理過程の変化を制御すること」と説明。生徒は材料や分量、調理過程が異なる10通りのゼリーを作る「調理科学実験」に挑戦し、出来上がりの味、色、食感などを比較しました。
実験に参加した生徒は、「こういう授業は初めて。難しいけれど、順調にできている。もっとやってみたい」と関心を高めていました。露久保特任講師は「調理実習で教わるのは正解のレシピだけ。なぜそのレシピが正解なのかを理解してほしい」と話し、サイエンス&エデュケーションセンターでは家庭科を組み入れた授業は初めての試みで、今回の授業をモデルにして、今後、理科教育復興支援事業の一環として広く展開していく方針です。
※岩手県地元紙「岩手日日新聞」(2014年6月5日・木曜日 掲載)より一部引用
調理科学実験に取り組む一関二高生