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山寺美紀子さんが東洋音楽学会の第30回田邊尚雄賞を受賞

2013年6月10日更新

本学の音楽学の専門分野で博士号を取得した卒業生で、2013年現在本学人間文化創成科学研究科研究院研究員である山寺美紀子さんが、日本でもっとも歴史のある音楽学の学会である、東洋音楽学会の大変名誉ある田邊尚雄賞を受賞しました。

この賞は、従来、相当の研究歴のある学者の著作に対して与えられることが通例でしたが、今回の山寺美紀子さんは、本学に提出した博士論文(課程博士)を科研の出版助成を得て北海道大学出版会から出版した書籍に対して与えられたもので、非常にまれなことです。
山寺さんの著作は、世界最古の琴譜である琴曲「幽蘭」の弾奏法を論じた唐時代の『碣石調幽蘭第五(けっせきちょうゆうらんだいご)』(東京国立博物館蔵、国宝)を詳細に解読・分析した好著であることが評価されました。

受賞作

『国宝『碣石調幽蘭第五』の研究』、2012年2月29日発行、
札幌:北海道大学出版会、ISBN978-4-8329-6762-5
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