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本学でJICA地域別研修「中西部アフリカ幼児教育」が始まる

2011年11月29日更新

  JICA地域別研修「中西部アフリカ幼児教育」が、2011年11月28日から本学で始まりました。
 現在、サハラ砂漠以南地域は、5歳未満児の死亡率や栄養失調・疾病患率が非常に高く、早急に解決すべき問題となっています。国際社会においても、乳幼児期からの保護と教育を一体化させた総合的アプローチの重要性が認識され、幼児教育分野での途上国に対する支援体制が強化されてきました。しかし残念なことに、この地域では、各国政府の乳幼児開発に関する強いコミットメントや政策は示されておらず、専門的人材も圧倒的に不足しています。
 そのようななか、サハラ砂漠以南、とくに中西部アフリカ地域での乳幼児開発分野の整備と普及を図るために、幼児教育の専門的研究と指導者育成に、130年以上の伝統と確かな実績を誇る本学の知見や経験を役立てようと、研修の機会を設けました。
 対象国は、セネガル・マリ・ブルキナファソ・カメルーンの4ヵ国で、幼児教育行政官や、教員養成校の教員などが来校し、研修が実施されます。
 11月28日には、開講式、プログラムオリエンテーション、日本の幼児教育の概要に関する講義がおこなわれました。研修期間は、12月21日までの約3週間です。
 本学のキャンパスのなかで、中西部アフリカ諸国の方々と意見を交わしあい、相互理解を深めながら、幼児教育をはじめてとして、教育や文化について語り合う貴重な時間をもてることを大いに期待しています。

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