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アカデミック・プロダクションのRalf Toenjes リサーチフェローの研究成果がNature、Nature Physics、 Physicsの3誌から紹介されました

2010年1月22日更新

 この度、アカデミック・プロダクションのRalf Toenjes リサーチフェローの研究成果がNature、Nature Physics、Physicsの3誌から紹介されました。Toenjes氏はドイツ国オーデンブルグ大学のBlasius教授とともに、チェスの序盤布石についての膨大なデータベースを解析し、その結果を11月に米国の専門誌(Physical Review Letters)から発表しました。その内容は、Nature, Nature Physics, Physicsという自然科学の中で重要な位置を占める専門誌において次々と紹介され、Toenjes氏らの研究成果のインパクトの大きさが伺えます。

 Toenjes氏らは、チェスの序盤でどのような手がうたれるのか、その頻度を調べたところ、「ジップの法則」と呼ばれる自然界に頻出する法則に従うことを発見しました。この発見は、例えば、インディアン・ディフェンスといった序盤に頻出する定石と同じくらいの頻度で、新手や奇抜な手が打たれていることを示しています。これが、チェスを複雑に、そして面白くしている要因となっているのです。

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