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国立大学の「知」を地域の保育・幼児教育へ

2014年9月30日更新

お茶の水女子大学と文京区は、平成26(2014)年9月29日(月曜日)に合同記者会見を開催し、平成28年4月1日(予定)に認可保育所に幼稚園機能を備えた区立の「お茶の水女子大学認定こども園(仮称)」を大学の敷地内に開設することを発表しました。
お茶の水女子大学は、平成27年に創立140周年を迎えます。本学は、明治9年創設の日本で最も古い幼稚園を有し、わが国における幼児教育・保育に関する教育研究拠点として、研究資源を集積するとともに人材育成に尽力してまいりました。

認定こども園は、就学前の子どもたちに教育と保育を一体的に提供し、また地域の子育て支援を行うことを目指した新しい施設ですが、お茶の水女子大学にとって、幼児教育・保育に関する教育研究の場でもあり、誕生から死までの生涯発達を見据えた0歳児からの教育カリキュラムを開発するなど新たな実践研究を行うとともに、望ましい教育環境を探求し、その研究成果を発信してまいります。
将来的には、幼児教育と保育に関わる教職員や行政担当者、子育て支援に関心を有する方々のネットワーク拠点として、幼児教育政策の立案に貢献できることを目指しています。

開設にあたっては、大学と区との間で子育て支援の推進に関する協定書を締結した上で、大学と区が積極的に協働し、区民への質の高い保育サービス・幼児教育の提供により保育所待機児童の解消を図るとともに、大学における教育研究活動の実践と成果の社会還元を通じた文京区全体の保育サービス・幼児教育の質の向上を目的に実施するものです。
なお、当該認定こども園の運営については、大学が業務全般を区から委託を受けて実施します。

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