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新型コロナウィルス関連肺炎に関する注意喚起について(2020年2月25日情報)

2020年2月25日更新

学生ならびに教職員各位 

2020年1月27日
保健管理センター所長 本田善一郎

新型コロナウイルス感染症の世界の動向 

 中国湖北省武漢市(Wuhan City, Hubei Province)に発生した新型コロナウイルス感染症COVID-19は感染が拡大し、2020年2月23日現在WHOの発表では中国での確定診断例77042(97.8%)、その他の地域1769(2.2%)、中国での死亡例2,445(死亡率3.2%)、その他の地域17(死亡率1.0%)であり、中国以外の発症例が増加し、死亡率は接近してきています。(2020年2月25日)

  WHOおよび中国のNHC China(National Health Commission of the People’s Republic of Chime)による新規発症数の経過(Epidemic curve)を図1, 図2に示しています。中国における新規症例数は減少しているように見えます。現在の封じ込めレベルが維持され、他国への影響が最小限に食い止められることが切に期待されます。(2020年2月25日)
WHO: Novel Coronavirus (2019-nCoV) situation reports
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports/
NHC China Dairy briefing
http://en.nhc.gov.cn/DailyBriefing.html

0225図

WHO及び日本政府の対応

 WHO、日本政府は中国全土への「不要不急の渡航を中止する」勧告をしています。日本政府は湖北省全域、浙江省温州市への「渡航中止」勧告を出し、COVID-19を指定感染症に定め患者、無症候性病原体保持者に対する入院指示、就業および登校制限が行われます。(2020年2月25日)

日本、中国以外の国における状況(2月25日情報)

 日本国内、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号、その他の中国外地域における新規発症数、総発症数を図3, 図4に示しています。この数日間で大きな変化があり、韓国、イラン、イタリアなど中国以外で急激に新規発症数が増加し、2月23日現在では中国の新規発症とほぼ同数となり、パンデミックに移行するリスクが懸念されます。日本における発症例数は2月23日からわずかながら上昇傾向にあり、現在が日本における市中感染を抑制する最後の機会であることが示されています。(2020年2月25日)
0225図2

感染対策:日本における2次感染をいかに最小に食い止めるか(2月25日情報)

COVID-19は決して軽症に経過する疾患とは言い切れません。比較されることの多い季節性インフルエンザは予防接種、治療薬の存在下で死亡率は0.1%程度であり、若年、壮年者の死亡率はさらに極めて低いものです。中国の疾病予防センター(Chinese Center for Disease Control and Prevention)の報告では、致死率は80代、60代、40代、30代以下でそれぞれ14%, 3.6%, 0.45%, 0.2%とされ、この若年壮年者死亡率自体が看過できない値です。すでに日本では20代の重症例が1例報告され、複数の若年者が肺炎を発症し入院を必要としています。若年者を含め、感染に対する万全の注意が必要となります(2020年2月25日) 

新型コロナウイルスの感染性の高さはすでに明らかにされていますが、最近の報告(中国における臨床医on-line platformをデータベースとした)によると、感染者のボリュームゾーンは25歳から49歳(~69歳)にあることが推定されています(Lancet February 20, 2020 DOI: https://doi.org/10.1016/S2589-7500(20)30026-1)。若年者の方も油断せず、感染予防に配慮してください。(2020年2月25日)

我々の注意すべき点は、不特定他者からの感染リスクを低減し、他者に感染を広げないことにあります。すなわち、  

  1. 感染者との接触を避けること
  2. 手すりやつり革、キーボードなどに残存するウイルスを、自らの手から目、鼻、口の粘膜に移行させないようにすること
  3. 自分が発端者となり他へ感染を広げないこと

が必要となります。
ですので、

  • 外出、出勤退勤時など常に、目、鼻、口を触らないように、手を肩より上に上げないように習慣づけましょう。マスク着用も一定の効果があります。
  • 職場、自宅に帰るなど区切りの際に、石鹸、流水で20秒間手を洗ってください。アルコール含有消毒液も有効です。
  • 不要不急の会合を中止し、個々人が人混みに行かないように、時差出勤、在宅勤務を積極的に取り入れてください。
  • 部屋の換気をしてください。寒い時期ですが、窓を開けて空気を入れ替えましょう。
  • 感染地域から帰国した際は14日間症状を観察し、できるだけ出勤登校を控え、人との接触を最小限としてください。
  • 熱がある、咳が出る、体がだるい、などの症状があったら、自宅待機として、家族との接触、タオルなどの共用を避けてください。
  • 受診する際は、必ずマスクをしてください。かかりつけの医療機関に連絡して指示を受けることが理想的です。状況から新型コロナウイルス感染症が否定できない場合は、以下の連絡先に相談して指示を受けてください(2020年2月25日)

ご承知のように、高齢者、基礎疾患がある場合(呼吸器疾患、循環器疾患、糖尿病、免疫を抑制する薬の使用など)は重症化しやすく、早期の受診が必要な場合があります。主治医と相談するなど適切なご配慮をお願いします。

連絡先:

厚労省電話相談窓口
0120-565653 9時から21
時帰国者・接触者相談センター(注1)
文京区:03-5803-1824 9時から17時
板橋区:03-3579-2321 9時から17時
他の地域は以下のURL参照
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/kikoku_sesshoku.html
合同電話相談センター(注1)
03-5320-4592 夜間および休日

注1         これらの窓口は主として以下の人を対象としていますが、軽症の場合、迷った場合も相談して良いと思います。

  1. 発熱または呼吸器症状(軽症含む)があり新型コロナウイルス感染者と接触があった人
  2. 37.5度の発熱かつ呼吸器症状があり発症前14日以内に湖北省に渡航、居住していた人
  3. 同症状があり発症前14日以内に湖北省に渡航、居住していた人と濃厚接触がある人(2020年2月16日)

関連リンク / Related Links

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»厚生労働省ホームページ (新しいウインドウが開き、本サイトを離れます)
»CDC(Centers for Disease Control and Prevention)ホームページ (新しいウインドウが開き、本サイトを離れます)

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