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黒木菜保子さんが第11回GSC Student Travel Grant Award(GSC STGA)を受賞しました。

2018年6月21日更新

博士後期課程3年(日本学術振興会特別研究員 DC2・JST ACT-I 情報と未来領域研究者)の黒木菜保子さん(森寛敏研究室)が、2018 年6月14日に神戸で開催された第7回JACI/GSCシンポジウムにて、新化学技術推進協会グリーン・サステイナブルケミストリーネットワーク 第11回GSC Student Travel Grant Award(GSC STGA)を受賞しました。

受賞題目
電子的特徴を基としたマテリアルズ・インフォマティクスによるCO2吸収液の迅速設計
黒木 菜保子(お茶大・JST ACT-I)・森 寛敏(お茶大・JST さきがけ)

JACI/GSC シンポジウムは「人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学」をテーマに開催されているシンポジウムで、今回のテーマは「GSC 化学がつなぐイノベーション」でした。新化学技術推進協会 JACIでは、産学官連携活動の一環として、化学産業界が必要とする技術課題の支援を行なっています。本賞は、当該目的に鑑み、GSCの分野で優れた研究を行っている日本の大学院生がGSCに関わる国際会議参加を支援するものです。黒木さんは、物理化学の知識と昨今爆発的な広がりを見せている人工知能(機械学習)の手法を組み合わせることで、CO2吸収量に優れたイオン液体の迅速予測に取り組んでいます。従来、試行錯誤的な実験で開発されてきたCO2吸収性イオン液体よりも、より高いCO2吸収性を示すイオン液体を発見した業績により、本受賞となりました。本成果を、11月にシンガポールで開催されるAOC 7(第7回アジア・オセアニア GSC会議)にて国際的に発表する予定になっています。

JACI/GSC シンポジウム
AOC 7(第7回アジア・オセアニア GSC会議)

JACIシンポジウム

        受賞式の様子

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