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森寛敏准教授が公益社団法人新化学技術推進協会第6回新化学技術研究奨励賞を受賞

2017年5月24日更新

森寛敏准教授(基幹研究院 自然科学系、JST さきがけ「マテリアルズ・インフォマティクス領域」研究者)が、公益社団法人新化学技術推進協会の第6回新化学技術研究奨励賞を受賞しました。

新化学技術推進協会は、化学産業、ユーザー産業、アカデミアや国の主だった研究機関を構成会員として、化学技術イノベーションに関する様々な公共性の高い 事業を推進することを目的として活動している公益法人です。同賞は、化学産業界が必要とする技術課題において、その実現に貢献することができる独創的な萌芽的研究テーマを発掘、奨励するために設けられており、化学産業界委員の審査と、学術的な正当性を判断する研究学術界の審査の2段階審査により選考されたものです。11部門+特別課題の全12部門での募集が行われ、森准教授は、「計算化学・計算科学・データ科学を用いた先導的な材料設計・解析・評価の研究部門」で受賞しました。

今回の受賞の対象となった研究課題は以下のとおりです。

水素吸蔵性合金ナノ粒子内の有効空隙最大化を目指した第一原理的水素吸蔵空間可視化法の開発とその応用

低環境負荷エネルギー源として期待される水素エネルギーの開発分野では、水素吸蔵性ナノ合金の開発が進められています。しかし、水素がナノ合金内に吸蔵される様子を直接観察することは困難です。森研究室では、水素吸蔵性ナノ合金中の水素吸蔵空間を電子状態理論に基づき簡便に可視化する手法を開発することで、水素吸放出特性に優れるナノ合金材料の開発を先導しています。

公益社団法人新化学技術推進協会等については、以下をご覧ください。

公益社団法人新化学技術推進協会
第6回新化学技術研究奨励賞 および 2017新化学技術研究奨励賞ステップアップ賞
森 寛敏研究室

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