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ジェンダー学際研究専攻

2016年3月28日更新

ジェンダー学際研究専攻ホームページ 所属研究者情報

現在、日本では博士後期課程において、女性学・ジェンダー理論を開講する大学院は数少ない。また、国内の大学における女性学・ジェンダー教育が近年目覚ましい発展を遂げているなか、高等教育での社会的ニーズがあるにもかかわらず、ジェンダー研究と教育の担い手は圧倒的に不足しており、本格的な人材養成が必 要となっている。

本専攻は、本学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」の採択をうけ、 ジェンダー研究教育の拠点形成事業の一環として2005年4月に創設された。広く社会科学、人文科学、自然科学の諸領域を横断しつつ、学際研究の視点から ジェンダー研究の確立・重点化をはかる日本で初めての専攻である。

ジェンダー論領域

ジェンダー論領域ホームページ

専攻の教員は、経済学、法律学、社会学、女性学、教育学、文化人類学、地理学、環境科学などの学問を専門とし、それぞれの学問領域を土台に、ジェンダーの視点から性、家族、労働、人権、教育、開発援助、環境、テクノロジーなどの現代の社会的課題を分析する授業内容を提供しており、学生が自分の問題意識に応じて土台の学問を深めるとともに、研究課題に対し多面的な視点からの考察ができるよう、教育課程を編成している。
本学は、既にジェンダー研究関係の多くの博士学位授与の実績を持ち、他の専攻の教員においてもジェンダーに関連する研究業績を持つ教員は少なくない。また、履修にあっては、専攻間の壁は低く緩やかで、学生が他の専攻の教員の授業を受けたり副指導教員としての指導を受けることを奨励し、学際的研究の実効を あげやすい教育課程となっている。学内共同教育研究施設であるジェンダー研究センターはもちろん、これらの学際的な教育研究資源を最大限生かし、質の高い 専門研究者の養成を行っている。さらに、研究者養成の更なる充実のために、博士前期課程のジェンダー社会科学専攻と連携し、より体系的な教育を行っている。

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