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2019年度「第4回 保井コノ賞」選考結果報告

2020年2月18日更新

保井コノ賞選考委員会委員長
お茶の水女子大学 理学部長 小林哲幸

第4回保井コノ賞選考委員会は慎重に審議を行った結果、下記の者を保井コノ賞候補者として本学学長に推薦し、了承を得ました。
「保井コノ賞」設立趣旨についてはこちらをご覧ください 

保井コノ賞

米田 敦子 氏
(東京薬科大学生命科学部ゲノム病態医科学研究室 講師) 

業績「イノシトールリン脂質や細胞膜糖タンパク質による細胞内外シグナル制御に関する研究」

 米田氏は、糖質科学分野や細胞生物学分野でその重要性が認識されている細胞膜内外のシグナル制御機構の解明研究を行うことにより、生命科学の研究発展に大きく貢献してきました。特に、細胞内シグナル分子として重要な役割を演じているイノシトールリン脂質代謝のもつ生理的、病理的意義の研究や悪性黒色腫の抗がん剤耐性に関わる細胞膜糖タンパク質の研究において、独創的な成果を上げています。海外での研究経験も豊富で国際学会での発表も多く、関係分野で高い評価を得ています。また、本学の理系女性教育開発機構の講演も担当するなど、女性研究者の育成活動にも積極的に関わってきました。
 以上のことから、本選考委員会は米田氏の顕著な業績は保井コノ賞を授賞するに相応しいと判断しました。   

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