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開発途上国女子教育協力センター

プロジェクト‐心のケア‐

 
 このプロジェクトは、アフガニスタン女性教員研修の際、カウンセリングの講義がきっかけで始まりました。講師がPTSDやトラウマについて説明した時、急に彼女達が泣き出したのです。その理由を聞いてみると、20年以上戦禍にあったアフガニスタンで恐怖におびえた経験や、難民として国外に出たときの辛かった出来事などが、トラウマとして思い出されたからだと話してくれました。このことをきっかけとして、私たちはアフガニスタンの女性たちは教育の支援だけでなく、彼女達の心の支援も必要であることに気づかされたのです。 

 そして、平成17年度より、アフガニスタンで、紛争時のトラウマに苦しむ女性たちの心のケアを行うべく、その支援プロジェクトが始まりました。現在は、コミュニティのリーダーやカブール大学で心理学を専攻している学生達を中心に、心のケアを仲間同士で行えるような指導者の育成を行っています。

 その一環として、本学の客員教授がカブール大学に赴き、カウンセリングに関する講義を行ったほか、指導者養成テキストの作成、アフガニスタンの女性たちに行うトラウマやPTSDに関するチェックリストの作成に取り組んでいます。
 
 
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