国際協力・教育

開発途上国の女性教育・乳幼児保育の支援

国際教育協力イニシアティブ

世界の成人人口の20%が非識字者で、その2/3が女性です。お茶大では、アフガニスタン女子教育支援をきっかけに、5女子大学コンソーシアムを結成、 開発途上国女子教育協力センターを設立し、JICAと連携したアフガニスタンの女性教員研修やアフリカの幼児教育研修などの事業をおこなっています。

国際人材育成プログラム

特別教育研究経費

国際的な場で活動する人材育成のため、特別予算による5年間のプログラムが進行中です。実践的な語学教育を強化し、海外での実習や交流、海外からの講師 招聘による講義、テレビ会議による韓国や米国の大学との共同授業などを実施。キャンパス事態が国際化し、つねにグローバルな視野で学習できる環境づくりを めざしています。

開発途上国女子教育協力センター

特別教育研究経費

開発途上国女子教育協力センターは、「女子教育を通じての国際協力」を促進するための活動拠点として設置されました。
本センターは、「女子教育協力研究部門」と「幼児教育協力研究部門」の2分野に分かれて、協力・研究活動を行なっています。

本学で途上国の女性支援を行うことにより、"Women to Women"の考えのもと、同じ女性の視点から途上国独特の問題解決や政策提言を行うことを目指しています。
本学で進められている研究が、世界的に弱者として虐げられている途上国の女性や子どもたちのために尽力し、本学発の世界平和への貢献の一助となることを目標として、活動を行っています。

国際教育協力イニシアティブ

特別教育研究経費

1.「幼児教育分野における派遣隊員支援と幼児教育協力の質的向上」
本学は、平成15年度から17年度まで、幼児教育に関する国際教育協力の拠点システム構築事業を実施し、幼児教育に関する知識の基盤整備、ネットワーク の構築、研修事業などをおこなってきました。その成果に基づき、本事業では平成18年度から20年度にわたって、幼児教育分野の青年海外協力隊派遣の現職 教員を対象に、現地での活動に関する情報提供などの支援をおこないます。
具体的には、幼児教育分野の青年海外協力隊事業の広報、派遣隊員に対する現地情報や国際機関の援助動向の資料の提供、協力ツールの翻訳紹介、活動に必要な教材や活動評価ツールの提供、協力活動に関する事例紹介や助言などです。

2.「開発途上国における女子教育支援のモデルの構築〜日本の女子教育経験の応用可能性〜」
21世紀に入った現在、開発途上国における女子教育の問題は解決されておらず、国際社会全体の重要な課題ともなっています。
本事業では、平成18年度から19年度にわたって、(1)日本の女子教育の経験から途上国の女子教育支援への応用可能性を考える、(2)開発途上国への 女子教育支援に関する研究をおこなう、という二本柱で実施していきます。本学は、130年以上もの女子教育の歴史を持ち、日本社会における女性の教育の向 上に貢献してきました。その経験を生かし、日本の女子教育の歴史的現在的問題を分析したうえで、現在のドナー諸国の女子教育支援について調査研究し、ネッ トワークの構築を図ることを考えています。最終的には、上記の二つの研究を踏まえたうえで、国内外の大学・援助機関・NGOなどと連携を取りながら、日本 発の開発途上国への女子教育支援モデルについて提言していきます。

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