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国際規格によるFD戦略
お茶の水女子大学
第2回 国際規格のFD戦略による講師招聘集中授業 シラバス 一覧へ


Professor David Kennett(ヴァッサー大学教員)による集中講義
 2008年9月24日〜30日、ヴァッサー大学から、比較経済学のデヴィッド・ケネット教授を招いて、"Introduction to the Study of Economic System"(「経済システム研究への招待」)と題した英語による集中講義が行われました。
 最後の授業では、受講者全員が英語でプレゼンを行いました。
授業内容 Introduction to the Study of Economic System
The objective of this intensive course was to introduce students with a limited background in economics to the study of comparative economics: how different economic systems deal with the fundamental questions of what to produce, how to produce it and how the resultant gains in welfare are distributed. The course initially discussed why and how economic systems change under population pressures and changing technology. Then the focus turned to a discussion on market economies and under what conditions markets function efficiently and how they correct economic disequilibria. In conclusion we examined problems of market failure: asymmetric information, monopoly, public goods and externalities and discussed under what circumstances and how government intervention might correct these problems. Examination was by student presentation.
お茶の水女子大学文教育学部グローバル文化学環Web-Siteより抜粋
授業を受けて〜学生の感想
 はじめはとても緊張しましたが、質問する度に丁寧に答えてくださったため、分からない点についても不安に思わずに受講することができました。しかし、自分の英語力が劣っているため、授業内容すべてを理解することはできませんでした。経済学だけでなく、語学にも興味を持つ良い機会になりました。ありがとうございました。
 英語が苦手でかなり受講を渋っていたのですが、永瀬先生の「やってみたら?」の一言で、その場の勢いで参加してしまいました。受けてみると、確かに英語は難しくて、英語できる人ばかりが受講していたので、授業は不安ばかりで、嫌になることもありました。しかし、先生が英語をゆっくり分かり易くしてくださったり(授業の後半になるとスピードが戻るのですが)、授業も面白かったりで、楽しい面もありました。必死で英語を読んだり、聞き取ったりと、この機会がなければ経験できないことがたくさんありました。ですから、終わった今となっては後悔はほとんどなく、むしろ「受講してよかった」という満足感があふれています。自分の英語力の把握、今後の取り組みにも大変役立ち、経済の視野も広がりました。楽しい授業をありがとうございました。
 プレゼンテーションは本当にどうしようかと困ってしまったが、なかなか英語で話す機会がないのでいい機会だと思った。
 生の英語に触れ、総括的な経済学の授業を受けることもできて、非常に充実した5日間でした。また、少人数なのもよかったです。アメリカの権威に直接教わることができた貴重な経験でした。
 今回の集中講義は経済の専門用語が多く使われていたこともあり、初めのうちはただ聞いているのがせいいっぱいだった。内容もなんとなくは理解していたが、集中力を少しでも緩めるとわからなくなってしまって、受講したことも少し後悔した。しかし、3日目ぐらいからテキストや辞書にかじりつかなくても納得できるところが多くなり、自分は英語での講義に慣れてきたのかもしれない、と感じ始めた。ケネット先生も授業に工夫をしていてくださり、また、わかりやすい表現や例えを使うようにも努力してくださっていて、とてもありがたかった。最後は無事にプレゼンテーションもすることもできて、本当にいい経験になったと思う。貴重な機会をありがとうございました。
 お茶大では外国人の講師による英語以外の授業が少ないので、今回は思い切って受講してみました。外国人の視点も学べるし、また機会があればこのような授業を受講してみたいと思います。
 院生なのに参加させて頂きありがとうございました。たいへん勉強になりました。これを励みに英語もがんばりたいと思います。
 ケネット先生はとても精力的に授業をしてくださったし、英語も単語を一つ一つ丁寧にゆっくり発音してくださったのでとても聞き取りやすかった。自分の単語力のなさから、聞き取れた量と理解出来た量が一致しなかったことが残念だった。大学に入学してからは高校時代に比べ英語に取り組む時間が極端に減ってしまったので、なまった耳を鍛え直すつもりで授業に望んだ。半分も理解出来なかったように思うが、参加してよかったと思う。貴重な体験となったし、英語による講義を受けたという経験は、少し自信になると思う。
 テキストの内容は、日本語での講義であれば物足りなかったがネイティヴの英語を介してなので、難易としては常識の範囲だが英語で聞き取る練習になってよかったかなと思う。各国の様子、経済の歴史に関しては興味深く聞くことができた。ただ、受講者の英語力に差があって私にはついていけないところがあったので質問する受講者は日本語でも質問内容を言ってくれるとよかった。講義内容は大体言っていることを想像できるのでわかるが、プレゼンテーションでのケネット先生の質問は何を聞きたいのか想像できないのでなかなか聞き取れず残念だった。しかし英語が通じる上級生を見て、私も英語をがんばろうという気持ちになれたことはこの講義の収穫でもあった。
 すばやいスピードで、短期集中型の授業だったと思う。生徒に英語でのスピーチや意見を強制することなく、非常にリラックスして受けることができた。そしてゼミ形式の座り方もよかったと思う。
 比較経済学について、基礎から講義を聞けて、たいへん興味ぶかかった。カリキュラム通りに進んだが、経済が激震している時なので、タイムリーな話がもっと、聞きたかった。個人的には、日本やアジアとの経済の比較について、聞きたかった。(ヨーロッパやロシアについては、言及されていたが。) ハードなスケジュールだったと、思いますが、熱心に講義してくださり、ありがとうございました。
 内容的としては経済のコアの部分が中心だったと思う。その意味では、Kennet先生のご専門の「比較経済学」にどれだけ触れられたかわからないが、5日間英語の講義を受けられたのは大変よい経験だった。常に具体的な例を挙げ、明瞭な発音でゆっくりと講義をしてくださり、理解しやすかった。参加している学部生は最後のプレゼンテーションは各自まとめていたが、授業中の反応はもう少しあった方が先生には進めやすかっただろうと思った。「わからなかったら日本語で質問してもよい」とし、わかる学生が補足するという形式を取り入れるとより多くの理解が深まったかもしれない。
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