色・音・香 科目一覧

色・音・香という身近な感覚、感性を共通の切り口とし、人間(生物)は自然界や社会的、文化的情報をいかに認識、受容し、利用していくのか、また社会的、文化的情報として蓄積していくかを探求し、広く人間と自然、そして社会との相互作用についての理解の視点を養います。
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色・音・香の感覚を生み出す本体は物理学や化学を使って自然科学的に説明できるものです。しかしその感覚は、人や生物がそれらを受容し、認識することではじめて成立します。最初の過程は生物学、生理学、心理学的なものですが、その作用や影響は自然科学的であるだけでなく、社会、文化的な分野に広く及びます。色・音・香は、服飾、住居、食物といった私たちの生活様式や文化に大きく関わっていることはいうまでもなく、音楽、美術などの芸術、さらには宗教、心理、発達といった人間の内面や行動様式にも大きな影響を与えているのです。
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「色・音・香」系列は、講義科目10科目、演習科目4科目よりなります。
講義科目は、自然・物質としての色・音・香を取り扱う(自然科学系)4科目(色・音・香1〜4)、人間・感性・文化といった視点(人文科学系)からの4科目(色・音・香5〜8)、物質・環境と人間生活といった視点(文理融合)(色・音・香9〜10)からの2科目からなり、演習科目は、「感覚の科学」、「おいしさのサイエンス」(実習を含む)、「音を読む、創る」、「感覚の歴史を読む」の4科目(色・音・香21〜24)になります。
リベラルアーツは、学び方を学ぶとともに、幅広い知識、人生観を養うためのものです。そして皆さんがこれから専門性を高め、深く学ぶための基礎にもなります。
感性とモチベーションを高め、楽しく学んでいきましょう。
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