LA|現場の声|ジェンダー 4 アートとジェンダー
21世紀型文理融合リベラルアーツ Logo 学生主体の新しい学士課程の創成複数プログラム選択履修制度国際規格のFD戦略お茶の水女子大学
HOME リベラルアーツについて 履修ガイド イベント情報 参考図書 コラム・現場の声 Q&A Menu BerMenu BerMenu Ber デジタル資料一覧 Webシラバス 学生ポータル moodle Plone

HOME > コラム・現場の声 > 授業案内 > ジェンダー 4 アートとジェンダー
天野知香教授
        
ジェンダー 4
アートとジェンダー
クラス
 全学科
履修年次  1 〜 4年
授業形態  講義
単位数  2.0
学期  後期
曜日  水曜
時限  3.0〜4.0
教室  理学部3号館701室
読替  芸術II(基礎講義科目)
H奇数年度開講
ジェンダー 4 アートとジェンダー:天野 知香 [文教育学部 人文科学科 哲学]
LA科目を担当して
 この科目では、いわゆる美術作品を取り上げています。大衆文化と共通する、視覚イメージの社会や制度との関わりを歴史的に深く掘り下げて考えるためですが、一年生の履修者も多いこの授業では、美術の制度や歴史など、理解のための背景も含めてゆっくりとお話をすすめてゆくようにしました。
 また、コア科目の芸術IIから移行した科目で、新たに「ジェンダー」という切り口でどうお話していくかというところは手探りなのですが、「ジェンダー」の視点は、視覚イメージと深く結びついている現代社会のあらゆる問題を考察する手段となり得るため、多くの学生が受講してくれて嬉しく思っています。
学生の皆さんへ
 芸術は美しいものであり、感動するためのものというこれまでの通念に縛られず、芸術のあり方や概念は社会がつくるものであり、視覚イメージは社会の考え方を伝える情報メディアでもあるということ。それは、自覚的に捉え直し、見て感じる対象でもあること、またそういった社会的なあり方を意識し、作品と対話し、考えた上で芸術をどう見るかということを決めるのは自分自身の判断であるということも学んでほしいと思っています。それに、美術の歴史では制度上、女性芸術家の活躍の幅はそう広くなかったのですが、鑑賞する側にアートにおける女性の体験を受けとめる土壌ができるといいですね。
授業(潜入ルポ?!)
 この日はモダニズムの美術史観を読み解く、近代アートを取り挙げた授業でした。芸術に対して「問い」を発する芸術という概念をベースに、フェミニズムアートが台頭した1970年代以降の社会状況や美術史観について、たくさんのスライド写真を見ながら、読み解いていくものでした。
 これまで無意識に感受していた、芸術作品に表象されたジェンダー観を、今回の授業で気づかされ、ジェンダー問題が私たちの日常にあまりにも自然に潜んでいることに驚きました。また、フェミニズムアートの作品を初めて鑑賞し、作品にこめられたメッセージの解説を聞いてみて、自分も女性として、社会にどう問いを発していくかについて考えさせらました。
 アートとジェンダーの関係性という、これまであまり触れることのなかった視点の面白味を知り、世界が拡がった授業体験でした。
取材:教育企画チーム)
教育開発センター附属図書館パソコン活用室Contact UsSite MapAbout This SITESecurity PolicyPrivacy Policy
このサイトはお茶の水女子大学 学生主体で作る新しい学士課程ホームページ運営委員会 が管理しています。詳しくは「このサイトについて」をお読み下さい。 お茶の水女子大学