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LA科目を担当して |
私は分子生物学が専門で、基礎ゼミはやったことがあるんですが、コア科目は初めてなんです。この科目はLAということなので、できるだけ体験を授業に盛り込んでやっていくようにしています。
ただ、思ったより人数が多いため、反応がわかりにくく、理系と文系で、どのあたりが程良いのか、文系の学生は、何に興味があるのか、ということがわからないのがつらいところです。それと、理系の学生でも、基礎理解度に差があるので、それも難しいところですね。
この講義は、最上先生・作田先生、それと私(近藤)の3人で担当していますので、一人4回しか授業がないので、あまり話が深入りできないんです。バラエティドキュメントみたいな感じになってしまう。もう少し、基礎をきっちり定着したうえで、こういった話を聞いてもらえると、また違った楽しみがあるとも思いますね。 |
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学生の皆さんへ |
生物によって、物質のやり取りは異なります。その歴史や遺伝的要素など、生物には「面白さ」があふれています。
せっかく色々な生物の先生がやっていますので、是非「生物の面白さ」に触れてください。 |
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授業(潜入ルポ?!) |
この日は「味覚」のお話。先日、深夜帯のある番組で、「味覚」を正確に測定する機械を開発した先生のトーク番組をみたばかりで、興味津津である。
舌の味覚を感知する構造や、味覚が分化していった歴史や、その理由など、多彩な内容。
最後に、「味覚」としては同じものになる、という実験をしました…が、それは、「プリンに?油をかけて食べるとウニの味になる」といったものでしたが、それを聞いただけで結構ぎぼちわるい…結果は「言われてみればそんな気もする」でした(笑) 使用したプリンが甘めだったこともあり、若干失敗気味。試してみたい方は、激甘系のプリンを避けて試してみてください。(ただし「味」は味覚・視覚・嗅覚・触覚などの総合的なもので構成されていますので、結果に関しては何の責任も持てません)
目と、耳と、鼻と口と手。自分の持つ器官を使った授業は、わかりやすいだけでなく、忘れ難いものでありました。 |
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当日授業担当:近藤るみ講師 取材(文・写真):教育企画チーム 野口香織 |