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お茶の水女子大学が唐丹中学校にて理科の単元「いろいろなエネルギー」の出前授業を実施しました

「東日本大震災被災地理科教育復興支援事業」の一環として、2015(平成27)年3月2日(月)にお茶の水女子大学が釜石市内の小・中学校における理科教育振興の一環として3月2日に唐丹中学校にて、実験を含めた理科の出前授業、単元「いろいろなエネルギー」を実施しました。

理科の教材開発、大掛かりな実験の実施は、教員への負担が大きいことも問題になっています。そこでお茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターでは、このような問題を解決するために、オリジナルの実験コンテンツを開発し、実施をサポートしています。
中学3年単元「いろいろなエネルギー」では、原子力発電について、燃料から発生する放射線への正しい知識を得ることが求められています。しかしながら、目に見えない放射線の存在を理解するための教材開発は、なかなか困難と言われています。そこで、当センターでは、オリジナルの放射線観察装置「霧箱」を開発し、学校授業でも利用可能なものとして観察活動を提供しています。これにより、放射線が通った飛跡を目で見ることができ、数字や説明だけではなかなか実感が持てない放射線について、より理解を深めることができます。

東日本大震災以降、お茶の水女子大学のサイエンス&エデュケーションセンターは、岩手県教育委員会をはじめ、野田村、宮古市、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市の各教育委員会と連携 し、被災した小・中・高等学校に対して、予めニーズを調査し、理科教材・教具の送付、理科教員研修・ 理科出前授業を通じて支援してきました。これらの実績が評価され、平成26年度からは文部科学省の特別経 費等も活用し、岩手県下における理科教育復興支援を拡大・展開しています。

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