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ノロウイルス感染症、インフルエンザが流行しています

学内の集団感染を防ぐため“感染したら登校しない”ことを遵守してください。

ノロウイルス感染症

ノロウイルスによる集団感染が各地で報告されています。ノロウイルスは二枚貝などの生食でヒトに感染し(発端者感染)、1日程度の短い潜伏期の後に激烈な吐き気、嘔吐、下痢、発熱を発症し、通常1〜2日で軽快します。便中、ことに吐物には大量のノロウイルスが含まれ大規模な二次感染の原因となります。

発端者感染を防ぐために、食品の加熱処理、手洗い、調理器具の有効な洗浄、消毒(塩素系消毒薬、煮沸)を行なうことが重要ですが、二次感染を防ぐ事は更に重要です。そのために、“感染したら登校しない”勇気を持ってください。体調が悪い時に調理実習、調理業務を行なうことは厳禁です。

もし学内で嘔吐、下痢を起こしたら、各自で処理せずに保健管理センター(内線5156,5155)まで連絡してください。マスク、手袋を着用して汚物を処理し、塩素系消毒薬を用いて殺菌する必要があります。吐物が乾燥すると長期にわたってウイルスを撒き散らす感染源となりますので、早急な処理が必要です。

インフルエンザ

平成25年第1週の段階で、関東北部、中部地方などでインフルエンザの流行が始まっています(定点医療機関あたり5人から15人/週)。インフルエンザは咳による飛沫感染、つり革やキーボードを触った手で目、鼻の粘膜を触ることによる接触感染で伝搬します。1から5日の潜伏期の後に、発熱、筋・関節痛、鼻水、せき、たん、時に嘔気嘔吐、下痢、腹痛などが生じ、1週間程度で軽快します。呼吸器疾患、免疫低下があると重症化することがあります。

予防には手洗い、マスク、人混みをさけるなどの注意が有効です。感染を疑ったら医療機関を受診してください。診断キットを用いてその場で診断を確定できます。

インフルエンザの場合も、二次感染予防が大切で、診断されたら休むことが重要です。目安は発症日を含め5日間です。登校するときは医師の診断書を持参してください。患者に接触した人は、潜伏期間中(5日間)は自分の体調をよく観察し、発症したら医療機関で診断を受けてください。


ノロウイルス、インフルエンザ感染とも、“感染したら登校しない”という理性的な対応が最も重要です。

保健管理センター所長
本田 善一郎

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