2007年春、高校生や大学生を中心に麻疹(はしか)が流行し、多くの学校が休講措置をとることとなりました。流行の原因としては、ワクチン未接種者や未罹患者に加え、ワクチン接種したにもかかわらず10年以上経過し、免疫が低くなったことにより集団の免疫保有率が低くなったことがあると思われます。
例年、麻疹については、入学式など集団で集まる機会が多くなる4月から6月がピークといわれています。麻疹の学内における集団感染を予防するために、ワクチン未接種でかつ罹患したことのない方、あるいは2回目のワクチン未接種の方は、かかりつけ医師と相談し、ワクチン接種を受けるか抗体価検査をすることをお勧めします。
なお、罹患歴、予防接種歴については、母子手帳などでご確認下さい。
学内集団感染予防のため、よろしくご協力下さいますようお願い申し上げます。
※平成20年4月1日から9月30日までの全国平均麻疹予防接種率は、第4期(高校3年生相当)が47.6%であり、麻疹排除目標接種率(95%以上)を達成することが出来ないことが懸念されており、文部科学省及び厚生労働省から新入生への周知依頼があったものです。
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