News&Info

お茶の水女子大学で茶室披き記念講演会を開催

 11月8日(土)、本学にご寄贈いただきました茶室(庵号「芳香庵」)の茶室披きを記念して、扁額除幕式及び記念講演会が行われました。
 庵号「芳香庵」は、お茶の水女子大学が伝統ある女子教育の場であること、また、以前、茶室建設地に梅の木が植えられていたことに因み、茶室から女性としての教養・知性の香りが社会へ広がるように、との願いをこめて、利休居士第15代鵬雲斎千玄室大宗匠により命名され、あわせて扁額も賜りました。
 扁額除幕式には、郷通子学長、利休居士第15代鵬雲斎千玄室大宗匠、ご寄附をいただきました伊東哲様、吉田啓子(宗風)様、杉山幸子様をはじめ、宮田東京藝術大学長、義本文部科学省高等教育局大学振興課長、小松文化庁長官官房政策課長、根岸文京区教育委員会教育長、その他本学OGなど、多くの方々にお越しいただきました。除幕式終了後には、本学裏千家茶道部の学生を交えての呈茶が行われ、お祝いに駆けつけていただいたみなさまに、芳香庵でのなごやかなひとときを過ごしていただきました。
 その後に徽音堂で開催された記念講演会では、郷通子学長から茶室寄贈の経緯が紹介された後、利休居士第15代鵬雲斎千玄室大宗匠による『茶の文化の心』と題した講演が行われました。朝からの小雨にもかかわらず、全国各地から千名を超える来場者がありました。講演では、大宗匠より「茶」を通じた人々との交流や、人の「心」のあり方など、非常に興味深いお話を伺うことができました。
 講演会終了後には「芳香庵」を一般の方々に披露するとともに、本学裏千家茶道部の学生と本学附属高等学校裏千家茶道部の生徒による呈茶が行われました。交代制で行われたこの呈茶には約540名の来場者があり、日々の稽古の成果を発揮する学生達の姿に、来場者の方も感心されておりました。
 今後、「芳香庵」は学生の課外活動のための場として、また、お茶の水女子大学の教育・研究・社会貢献のすべてに係わる施設として運営される予定です。

扁額除幕式 芳香庵
扁額除幕式 芳香庵
扁額除幕式終了後の呈茶 郷学長による挨拶
扁額除幕式終了後の呈茶 郷学長による挨拶
千玄室大宗匠による講演 講演会場の様子
千玄室大宗匠による講演 講演会場の様子
裏千家茶道部による呈茶 裏千家茶道部による呈茶
裏千家茶道部による呈茶

国立大学法人お茶の水女子大学 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1

責任者:お茶の水女子大学ホームページ運営委員会委員長 

E-mail: