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大学院教育改革支援プログラム 
「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」が採択されました。

 平成19年度文部科学省が公募する「大学院教育改革支援プログラム」に、本学が申請した「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」が採択されました。(H19〜H21年度)

 今日の国際社会では、男女が差別なしに共に社会・文化に貢献することが当然となりつつあり、国内外の大学や研究機関だけでなく、文化機関や、国際政治機関等にも、ますます高い能力をもった女性の進出が待ち望まれています。この教育プログラムは、そうした国際社会の要請に応える人材の育成を目指して、特に、人文系の大学院生の国際的コミュニケーション能力を練磨すると共に、日本文化研究の発信の担い手として、国際レヴェルでの社会・文化貢献を為すために必要な能力、知識、思考力を涵養しようとするものです。

 この教育プログラムは、3つの柱から成っています。即ち、①海外の大学で授業実習を行う「海外インターンシップ」や、海外の研究者と専門的な討論実習を行う「アカデミック・ディスカッション」、そして、国際共同ゼミ、国際日本学シンポジウム等による、「国際的な現場での教育」。②本学に蓄積されている日本文化研究関係の知的資源を活用して、「日本学研究コーパス」(仮称)を作成し、電子メディアを利用して広く海外に発信する実習によって、国際的情報伝達のノウハウを学ぶ「情報伝達スキルの練磨」。③学生が、自分の特定の研究専門領域だけでなく、学際的・総合的な視点から、日本的思惟方法と文化を広く、深く理解できるようにするための副専攻「日本文化論」科目群の開設です。

 こうした教育プログラムによって、学生は、本学において日本文化研究の最高水準の研究環境の中で学びながら、同時に、海外の大学に留学して得られるのと同程度に高度な国際性を獲得することが可能になります。つまり、本学大学院で学ぶことで、極めて高度な専門研究と国際性とを同時に身に着けることが期待できるのです。

 このプログラムの一環として、今年度後期から海外調査支援公募が行われる予定です。
 (詳細は、10月に出る予定の公募規程を参照)

文部科学省HP(採択一覧)

取組担当者:大学院人間文化創成科学研究科 比較社会文化学専攻長 近藤譲 教授

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