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1月4日の賀詞交歓会の模様

賀詞交歓会の模様  1月4日(木)午前11時より賀詞交歓会が本学食堂(生協)で開催され、郷 通子学長をはじめ、和田理事・山田監事等役員の年頭の挨拶が披露された。
 郷学長からは、教職員に向けて、以下の報告と抱負並びに教職員に対する慰労が語られた。まず昨年に完成した大学本館及び徽音堂の改修は、全学挙げての努力の成果であり、その祝賀会においては、招待した新制大学発足以降の卒業生たちと貴重な歓談の時を持つことができた。また去る創立130周年記念行事の際に開始した徽音堂改修のための募金活動は、他に先駆けた大学の自律的行為として、文部科学省から高く評価された。
 このような慶事が続いた昨年であったが、法人化4年目を迎える2007年度においても本学にとって明るい話題となるものが、昨年末に内示された概算要求の結果である。2007年度に予定される本学の運営費交付金は前年度比105%(退職金支払いなど目的及び使途が定められている経費(特殊要因経費)を除くと実質109%)の伸びであり、これは国立大学が平均1%減(実質1.4%減)であることに比べて快挙である、また本学の特別教育研究経費は前年度比373%の大幅な伸びであり、厳しい財政状況のなか、本学の努力が着実に実を結んでいる証左であるとして、学長から教職員に対して感謝の意が表明された。
 詳細な金額については1月10日の教授会で学長報告するが、特別教育研究経費の内訳について言えば、継続分はそのまま認められたうえ、新規事業として、以下の4件が認められ内示された。「21世紀型リベラルアーツ創成」「女性が進出できる研究分野と先駆的女性研究者ロールモデル案作成」「食育」、及び再チャレンジ支援経費の「主婦を研究の世界に呼び戻そうプログラム」(仮称)である。さらに教育研究活動活性化経費として、科学研究費などの獲得額に応じて、本学に1千万円が配分された。
 また施設整備費補助金関係では、本年度の補正予算によって附属中学校舎の改修・増築(耐震補強と機能向上のため)及び文教育学部1号館の改修(耐震補強)が認められた。附属中学校の改修は、これまで附属校と大学の一体化を訴えてきた成果であり、関係職員、とくに事務職員の努力の賜物と言えよう。
 次に財政的な話題から教育研究分野への話題に移り、12月27日に公募が開始されたグローバルCOEプログラムへの抱負が語られた。財政的には21世紀COEプログラムの後継であるグローバルCOEプログラムは、前者と同様の9分野にわたり、初年度は5分野、また「学際、複合、新領域」については今後5年間にわたり毎年公募される。採択は各分野で10から15拠点、事業規模は各プログラムで5千万円から5億円である。
 グローバルCOEプログラムの目的は、国際的に魅力ある新時代の大学院教育及び国際的に卓越した教育研究拠点の形成である。すでに本学でもいくつかの案が提出されているが、本学の特色をいかんなく発揮しうる申請案に向けて、学長はじめ役員会で早急に検討していく方針であると語られ、本年の抱負が明るく述べられた。
 この後、和田昭允理事、山田勝重監事、内田伸子理事、久保田紀久枝理事、柴田文明理事、羽入佐和子副学長の挨拶がつづき、桐村晋次監事のメッセージが披露されたのち、新年の穏やかな陽射しのもとで、教職員たちと歓談が繰り広げられた。

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