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徽音堂(講堂)空調設備完成披露式典を開催

 お茶の水女子大学では9月13日、徽音堂(講堂)の空調設備完成披露式典を開催した。同大の講堂は、昭和7年に竣工の後、毎年、入学式や卒業式が行われ、数多くの卒業生を送り出してきた。しかしながら、近年、建物の設備の老朽化などから改修を希望する声があがり、今年1月より講堂の保存・改修のための寄附を卒業生らに呼びかけた。結果、今年8月の時点で、6000名を超える方から合計で1億円以上の寄附が寄せられた。この寄附による改修の第一期として、講堂への空調設備設置工事が行われ、8月末に完了した。

 完成披露式には、東京女子高等師範学校時代(明治41年〜昭和27年)の卒業生に招待状を送付し、157名から参加の返事が届いた。当日は30度を越す残暑がきびしい日であったが、講堂内は完成したばかりの空調設備により快適な温度が保たれた。式では、郷学長による挨拶の後、寄附の発起人である本田和子前学長、阿部知子衆議院議員、生駒俊明経営協議会委員、江澤雄一経営協議会委員の挨拶があった。続いて、郷学長より、寄附に関して多大な協力があった方々に、名誉学友記や感謝状が贈呈された。また、今回の改修で寄附をくださった方の氏名を刻んだ銘板も講堂前に設置され、参加者の見守る中、郷学長、本田前学長、阿部議員、斎藤桜蔭会会長の手により除幕された。

 披露式の後は、大学食堂にて祝賀会が開催された。式典に参加した卒業生の他、本学教員や名誉教授が多数参加し、学内のいろいろな場所で思い出話に華がさいていた。同大では、今年が創立130周年にあたるため、11月22日の130周年記念式典を中心に様々な事業を予定している。


挨拶する郷学長 左から郷学長、本田前学長、阿部議員、斎藤桜蔭会会長

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