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お茶の水女子大学 保育所開所式を挙行

  •  お茶の水女子大学では、4月1日より、国立大学法人では初めての附属学校部の所属となる保育所「いずみナーサリー」を発足する。それに伴い、去る3月25日、80名近くの学内外関係者の出席のもと開所式が挙行された。式では、本田学長、佐藤前学長、冨永施設長の挨拶後、新施設の内覧会があった。また、4月2日には、「いずみナーサリー」新発足記念のシンポジウムも開催された。

     同大では、2001年に大学院棟に授乳室を設置、2002年に施設名をいずみ保育所として、附属幼稚園内の1室を改修し保育を開始したが、狭隘なため、この度、職員宿舎の管理部分を保育所として改修し、「いずみナーサリー」として再出発することとなった。保育所の敷地面積は、これまでに比べ3倍の175平方メートルと広くなり、保育室は冬期でも幼児が素足で快適に過ごせるように床暖房装置を備えている。また、附属幼稚園の園庭に隣接しているため、保育所の幼児と幼稚園の園児がコミュニケーションをとれるようなつくりとなっている。その他にも、学生の支援を考え、大学院生は保育料の半額を奨学金として給付する。

     大学の中にある保育所として、単なる預かり所ではなく、・生涯にわたる女性の学習を保障する場、・乳幼児の発達と保育研究の場、・幼保連携の研究の場、・子育て支援の場、・支援研究の場となるような新しい保育と研究施設を目指す。

幼児から記念の花束をもらう、佐藤前学長と本田学長保育所の説明風景
幼児から記念の花束をもらう、佐藤前学長(左)と本田学長(右)施設の説明風景

 

いずみナーサリー発足記念シンポジウムを開催

  •  去る4月2日、国立大学では初めての附属学校部に所属する保育所となった、お茶の水女子大学附属いずみナーサリーの発足記念シンポジウム「大学の中で赤ちゃんが育つ —0歳からの発達と子育てを支えあう—」が開催された。

     シンポジウムに先立って、郷通子学長と清水明文部科学省男女共同参画学習課長へ内田伸子理事より、いずみナーサリーの施設案内が行われた。シンポジウムでは、郷学長の挨拶に続き、清水課長からの祝辞と文部科学省の男女参画の施策が述べられた後、金田利子白梅学園大学教授、鈴木みゆき聖徳大学短期大学部助教授、土谷みち子東横学園女子短期大学助教授らによる、保育に関する最新の話題が報告された。その後、松井とし附属幼稚園副園長による、幼稚園の園児といずみナーサリーの幼児の交流に関する事例報告があり、これまでの話題を受けて内田理事によるまとめ・意見交換が行なわれた。

     当日は、幼児を伴った参加者も多く、会場の席100席が足りなくなるほどの参加者があった。また、幼児の保育に関する意見交換も活発に行われ大盛況であった。

内田理事より保育所の説明をうける清水文部科学省男女共同参画学習課長と郷学長挨拶する郷学長
内田理事(右)より保育所の説明をうける清水文部科学省男女共同参画学習課長(中央)と郷学長(左)シンポジウムで挨拶する郷学長



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