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Lang. : Japanese
ニュスライン=フォルハルト博士プロフィール
  1.  氏   名  ニュスライン=フォルハルト
              (Christiane NUSSLEIN-VOLHARD)
  2.  性   別  女
  3.  生年月日  1942年10月20日生
  4.  国   籍  ドイツ
  5.  履 歴 等
    • 学 歴
      • 1964 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学卒業 (生物、物理、化学)
      • 1968 エーバーハルト・カルルス大学 修了 Diploma(生化学)
      • 1973 PhD(生物学)取得 テュービンゲン大学
    • 職 歴
      • 1969-1974 マックス・プランクウイルス研究所研究員
      • 1978-1980 ヨーロッパ分子生物学研究室(EMBL) Head of group
      • 1985-    マックス・プランク発生生物学研究所遺伝学研究室長
    • 主な受賞等
功    績    書
 ニュスライン=フォルハルト博士は、①ショウジョウバエの体節を決定する遺伝子を分離し、それらの機能により三つのクラスに分類されました。②体節が正しく形成されるのは、これらの遺伝子が段階的に発現することによることを見出されました。③卵極性遺伝子変異体を分離し、分類されました。④前方、後方、末端、背腹は、母性由来の遺伝子産物の濃度勾配により決定されることを明らかにされました。
 以上により1995年にノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

 また、ニュスライン=フォルハルト博士は、女性の数少ない、かつ最年少のノーベル賞受賞者として、その独自性の高い専門業績は瞠目に値いするとされています。加えて、一人のよき市民として、また、健やかな家庭と家族の維持者として、学究生活と日常の暮らしを極めて自然に両立させています。

 この両者の意味において、女性研究者を志向する若い女性たちにとって、極めて有効な役割モデルとなり得ることが期待されますので、同氏のこれまでの軌跡に学ぶことは、後に続く者たちにとって、大きな励ましと勇気を与えられる貴重な機会であります。このことにより、同氏をお茶の水女子大学名誉博士の称号を授与するにふさわしいものであることが認められました。

 よってここに、お茶の水女子大学長は、お茶の水女子大学評議会の議を経て、マックス・プランク発生生物学研究所遺伝学研究所室長、ニュスライン=フォルハルト博士に対して、お茶の水女子大学名誉博士の称号を授与するものであります。

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