イベント情報

公開講演会 "よみがえり"の哲学"
〜プロが語る「生命体」と「芸術作品」の修復・再生〜 林原フォーラム」

 自然のすばらしい造形である「生命体」、その進化の頂点にある人間が創造する「芸術作品」、いずれも"かけがえない"ものです。 しかしそれらは、年とともに傷付き劣化し、最後には朽ち果ててしまう運命にあり,われわれを悲しませます。
 今日、人類の叡智—科学と技術—はその総力を挙げて、この"かけがえない"ものを保全するべく、修復・再生の研究に取り組んでいます。 その結果「細胞再生」と「美術品修復」は今や確立された科学技術となり、専門の学部・学科や研究センターも活躍し始めました。
 全く別世界とも見えるこれら両者が共通してわれわれを駆り立てるものは、かけがえないものを"失いたくない""よみがえらせたい"という、強烈な想いに他なりません。
 本講演会では具体的に「細胞再生」と「美術品修復」それぞれの想い—哲学—を、当該分野の最先端を極めた方々に披瀝していただきます。
 ホンモノの語りが皆さんを新しい心の境地にご案内することを主催者として願い、かつ信じております。

日時: 2009年9月5日(土曜日) 13:30〜17:00
開場:13:00  開演:13:30
場所: お茶の水女子大学 大学講堂「徽音堂(きいんどう)」
主催: 社団法人林原共済会、国立大学法人お茶の水女子大学、学校法人高梁学園吉備国際大学
プログラム:
開会挨拶: 和田 昭允(東京大学名誉教授/林原フォーラム顧問委員/高梁学園吉備国際大学理事)
挨拶「"よみがえり"における生命と芸術の邂逅」
講演1: 浅島 誠 先生((独)産業技術総合研究所フェロー兼ラボ長/東京大学名誉教授・総長室顧問)
演題「生物の驚くべき再生力」
講演2: Dr.Heinz althoefer (デュッセルドルフ市立修復研究所 元所長)(随時通訳付き)
演題「美術作品修復の哲学」
※随時通訳者:大原 秀行 教授(吉備国際大学大学院文化財保存修復学研究科)
講演3: 西川 伸一 先生(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長)
演題「身体(からだ)の考古学」
講演4: 大原 秀之 教授 & 馬場 秀雄 教授(吉備国際大学教授)
演題「西洋美術・東洋美術−文化財修復への想い」
閉会挨拶: 羽入 佐和子(お茶の水女子大学長)
参加費: 無料(一般公開/事前申込は不要)
お問い合わせ: 吉備国際大学(担当:宮、原田)
〒716-8508 岡山県高梁市伊賀町8
Tel:0866-22-4089/fax:0866-22-4107
E-mail:

お茶の水女子大学(広報チーム)
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
Tel:03-5978-5105/fax:03-5978-5545
E-mail:
備考: ポスターはこちらからご覧いただけます。 フォーラム当日は、お茶の水女子大学歴史資料館にて、修復によってよみがえった「木戸孝允肖像画」、歴史的書簡ほか、貴重な資料を特別公開いたしますので、ぜひご覧ください。
(歴史資料館の開館時間: 12:30〜13:30、17:00〜18:00<無料>)

国立大学法人お茶の水女子大学 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1

責任者:お茶の水女子大学ホームページ運営委員会委員長 

E-mail: