イベント情報

第15回 バイオインフォマティクスへの招待

 セミナーシリーズ「バイオインフォマティクスへの招待」では、専門外の方々にも生命情報学の魅力を分かりやすく紹介いたします。皆さまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

日時: 2008年7月17日(木) 17:00〜18:15
場所: お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科・全学共用研究棟 607 室(人間文化研究科棟大会議室)
  • アクセス:丸ノ内線茗荷谷駅または有楽町線護国寺駅下車徒歩8分
主催: お茶の水女子大学 女性リーダー育成プログラム 「生命情報を使いこなせる女性人材の育成」
共催: 文部科学省委託研究開発事業 「統合データベースプロジェクト」
講師: 申吉浩先生(カーネギーメロン大学日本校 教授)
東京大学理学系研究科数学専門課程後期博士課程修了。富士ゼロックス総合研究所主幹研究員、東京大学先端科学技術研究センター特任助手を経て、現職(Carnegie Mellon大学日本校 教授)。理学修士、工学博士。大学院での専攻は代数幾何、富士ゼロックス総合研究所で暗号理論の研究を始め、Carnegie Mellon大学日本校では、情報セキュリティの研究と教育に従事。機械学習の研究は3年ほど前に始め、編集距離に関連した木の数学的体系化と、カーネルの設計理論に興味を持っている。
概要: 『SVM利用に役立つカーネル設計の手法』
Support Vector Machine (SVM)を代表とするKernel-based Machine Learning では、アプリケーションを特徴付けるカーネル関数をうまく設計することが成否の鍵となる。カーネル関数は半正定値という数学的性質により定義されており、その性質を満足するようにカーネル関数を設計することは意外に易しくはない。その一方、単純なカーネル関数は相当数知られており、そのため、単純なカーネル関数から出発して、対象とする素材の構造を利用しながら、複雑なカーネル関数を構成する方法が広く用いられている。HausslerのConvolution Kernel、Polynomial Kernel はそのような方法の典型例である。今回は、半正定値性がSVMなどの学習機械においてもつ意味の説明から説き起こし、数学的詳細を捨象して簡易に半正定値カーネル関数を設計する汎用的な手法について解説する。講演者らによる Convolution Kernel及びPolynomial Kernelの一般化等、最新の話題を含むが、数学的な予備知識は線形代数の初歩程度とし、また、具体的な実例を用いて解説するつもりである。
参加費: 無料(申し込み不要)
お問い合わせ: お茶の水女子大学 女性リーダー育成プログラム
「生命情報学を使いこなせる女性人材の育成」事務局
E-mail:  / Tel:03-5978-5698
備考: 詳細はこちらからもご覧いただけます。 ポスターはこちらからご覧いただけます。

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