イベント情報

第10回 国際日本学シンポジウム

日時: 2008年7月5日(土)・6日(日)
場所: 本学 共通講義棟2号館201号室
主催: お茶の水女子大学大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」、
比較日本学教育研究センター、女性リーダー育成プログラム(人社系)
後援: 文理融合リベラルアーツプログラム
参加費: 資料代:500円
内容:
7月5日(土)
セッション1「人類・食・文化」
司会:森山新(比較日本学教育研究センター長)
【概要】
近年、世界中で「食」に対する関心がますます高まりつつある。午前中は世界の食文化をリードするフランスから専門家を招き、文理融合の視点から人間と「食」、「食」と文化の問題について語っていただく。午後は日本の米と雑穀の食文化について、海外からの視点や科学的研究方法論から検証し、現在注目されている食糧問題や栄養問題(メタボリック症候群)などに対して、日本学の立場から国際発信できる対応策を導き出す。
【午前の部】
10:30〜12:45
挨拶 郷 通子(本学学長)
講演 1. フランソワーズ・サバン氏(日仏会館フランス学長、中国史)
食物、人間、そして神聖なるもの
2. マクシム・シュワルツ氏
(パスツール研究所名誉所長・元フランス食品衛生安全庁、分子生物学)
農業害虫の生物的防除—パスツールから遺伝子組み換え作物まで—
【午後の部】
14:00〜18:00
研究発表 〜米と雑穀の日本文化〜
1. シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア氏(フランス国立高等研究院教授)
古代日本人は米をどれぐらい食べていたか?
2. 香西みどり氏(本学教授)
日本の米と食文化
3. 増田昭子氏(立教大学講師)
雑穀の社会史
パネルディスカッション 司会:村田容常、古瀬奈津子 (本学教授)
18:00〜19:00 茶話会 奮ってご参加ください。
7月6日(日)
セッション2「源氏物語の千年〜日本と欧米における源氏絵の旅〜」
司会:ロール・シュワルツ=アレナレス
【概要】
源氏物語千年紀に際し、このセッションでは物語にまつわる多様な絵の歴史を通して、この世界屈指の傑作が時空を超えて旅した様を、比較研究的な視点から浮き彫りにする。様々な発表者が各自の研究を通して、その考察と日本、欧米における源氏絵に関する研究の現状を紹介する。
13:00〜18:00 研究発表 1. 清水婦久子氏 (帝塚山大学教授)
源氏物語の絵画性
2. 原山絵美子氏 (本学大学院博士後期課程)
『源氏物語』竹河巻の絵画化〜『あさきゆめみし』を出発点として〜
3. エステル・レジェリー=ボエール氏
(フランス国立東洋言語文化研究院INALCO准教授)
フランスにおける源氏物語〜テキストへの視線と絵画への視線〜
4. 渡辺雅子氏 (メトロポリタン美術館アジア部門主任研究員)
米国における源氏物語イメージの美術史的研究活動
パネルディスカッション 司会:平野由紀子(本学教授)
備考: 詳細はこちらのホームページからもご覧いただけます。

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