イベント情報

日本言語文化学研究会 特別講演会
「中国における日本語教科書編集—最新の課題報告を兼ねて—」

 海外の日本語教育では、教科書の役割が大きい。
 中国でも明(1368Y)の時代から日本語教育が始まり、教材の編集が時代とともに発展してきたが、今世紀70年代以来、中日国交正常化により日本語の学習が特に盛んになり、教材編集は主に素材補強→素材改善→素材統合の方向で進んできた。現在、さらに教材研究を通して、言語学・外国語教育学・教育工学など広く学際的な成果を盛り込んだ新しい日本語教材の開発が進んでいる。
 その一例として、26年もの歴史を持つ日中共同事業である北京日本学研究センターでは、最近日本語教育学を主専攻とする修士課程が設立され、日本語教育学の専門人材の養成と日本語教材に関する共同研究が進められている。これまでは中日両国の学者の協力により「中国の日本語教育における主幹科目「総合日本語(精読)」に関する総合研究」が完成し教科書コーパスと論文集などの成果物が世に出された。また、「中国の日本語教育のための新しい教材像に関する研究」に続き、教育部「十一五企画」教材出版計画で採用された新教材作成のための総合シラバスの研究を「話題先行・科目配合・教師支援・手段進化」の目標で実施中である。
 本報告では上記の研究を踏まえて日本語教材作成の課題と最新の進捗状況を報告し、専門家をはじめ聴講者の皆様にご意見をいただき、共通の関心点や課題を交流したい。

日時: 2007年5月18日(金)16:40〜18:30
場所: お茶の水女子大学 理学部3号館 207教室
講演者: 曹 大峰(北京日本学研究センター)
参加費: 会員無料、非会員500円 (当日入会可)
お申し込み: 氏名・所属・連絡先(e-mail+電話番号)を
日本言語文化学研究会事務局までお送りください。
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※お申し込みの際、メールの件名を「講演会への申し込み」としてください。
※申し込み締め切り:5月9日(水)
備考: チラシはこちらからご覧いただけます。 日本言語文化学研究会のHPはこちらです。

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