イベント情報

【人社系イニシアティブ〈対話と深化〉事業】比較日本学研究センターシンポジウム「哲学・倫理・宗教思想 − 日本とフランス:交差する視点 − Ⅱ」

 この講演会は、魅力ある大学院教育イニシアティブ〈対話と深化〉の次世代女性リーダーの育成(人文社会系)の一環で開催されるものです。

 比較日本学研究センターは、2006年12月9日、本学において、フランス、クレルモン・フェランのブレーズ・パスカル大学哲学科、哲学・合理性研究センター (Centre Philosophies et Rationalites PHIER)と共同で、「哲学、倫理、宗教思想 −日本とフランス:交差する視点- Ⅱ」というテーマのもと、第2回国際シンポジウムを行います。

 これは、本年3月29日、フランス、クレルモンフェランにて、「哲学、倫理、宗教思想 −日本とフランス :交差する視点-」というテーマのもとで、同大、同研究所と共同で開催した、第1回国際シンポジウムをさらに、発展させることを目的としています。

 クレルモン・フェラン人間科学研究所にある「哲学・合理性」研究センターは、哲学科の組織する「哲学・認識論」修士課程の受け入れチームであり、最先端の哲学と哲学史を全体的に捉えようとする比較研究の精神のもと、認識・科学哲学、論理・言語哲学、体系史および実践的合理性といった分野での研究プログラムの発展を目的としています。

 この日仏シンポジウムにおいては、各発表者の専門をもとに、日本あるいは極東思想・宗教の特徴の一端を、比較的な見地から解明しうるテーマから取り組んでいきます。また、西洋哲学・西洋思想に関するセッションは、お茶の水女子大学の大学院生、若手研究者や教員にとって、現在行っている研究を紹介し、フランス人研究者との実りある交流を築いていくきっかけとなるでしょう。


日時: 2006年12月9日(土) 9:00〜17:15
場所: お茶の水女子大学共通1号館202号室
プログラム:
9:30〜10:30 講演会 イブ・シュワルツ「活動概念に関する文化史の概観」
10:40〜17:00 セッション 発表 討論
テーマ:言語と思想
発表
日本 頼住 光子 「日本の大乗仏教における倫理と言語」
小濱 聖子 「禅の対話に関する研究」
石崎 恵子 「西田哲学と言語」
フランス エマニュエル・カタン 「神の名前」
エリザベス・シュワルツ 「ヴィトゲンシュタインによる西欧文化への批評における
思考と言語」
ローラン・ジャフロ 「内的言説と道徳哲学・ストア的独語」
アラン・プティ 「プロティノスの思想におけるロゴス、思考、内省」
中村 俊直 「言語そして/またはイメージ
−北斎を賞賛するヴァレリー」
参加費: 無料
使用言語: 日本語、仏語、英語 (日仏通訳あり)
お問い合わせ: お茶の水女子大学「魅力ある大学院教育」イニシアティブ人社系事務局
Tel:03−5978−5504  Fax: 03−5978−5508
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