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松田麻子さんが日本言語学会「大会発表賞」を受賞

2017年11月27日更新

2017年6月24~25日に行われた日本言語学会第154回大会での松田麻子さん(人間文化創成科学研究科博士後期課程3年)の発表(“Partial Control PRO as an Associative Plural”)に対して日本言語学会より大会発表賞が授与され,第155回大会(2017年11月25〜26日)にて授賞式が行われました。
この研究は、松田麻子さんが博士論文研究の一環として行った研究です。諸言語に見られるControlと呼ばれる現象に着目し、その主語解釈を統語的に説明することを目的としています。本発表では、特にPartial Controlの空主語が、1・2人称代名詞と同様のassociative pluralの構造を持つという分析を提示しました。そのことで、その意味的・統語的特徴を適切に説明し得た点が授賞理由となりました。

この賞は、日本言語学会の若手会員の研究を奨励し、学会全体の学術水準の向上を図るために設けられています。学部生・大学院生(年齢制限なし)または40歳以下の会員を筆頭かつ主たる発表者とする大会の口頭発表またはポスター発表のうち、特に優れていると認められた発表に対して授与されます。

賞状

日本言語学会ホームページ

http://www.ls-japan.org

日本言語学会「第154回大会(2017年春季,首都大学東京)の大会発表賞」ホームページ

http://www.ls-japan.org/modules/documents/index.php?cat_id=167&ml_lang=ja

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