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ノロウイルス感染症、インフルエンザの流行が始まっています

学内の集団感染を防ぐため“感染・発症したら登校しない”ことを遵守してください。

ノロウイルス感染症

ノロウイルスによる集団感染が各地で報告されています。 ノロウイルスは二枚貝などの生食でヒトに感染し(発端者感染)、1日程度の短い潜伏期の後に激烈な吐き気、嘔吐、下痢、発熱を発症し、通常数日で軽快します。 便中、吐物には大量のノロウイルスが含まれ大規模な二次感染の原因となります。

発端者感染を防ぐために食品の加熱処理、手洗い、調理器具の有効な洗浄、消毒(塩素系消毒薬、煮沸)を行うことが有効ですが、二次感染を防ぐ事はさらに重要です。 学内の二次感染(集団感染)を防ぐために、“感染、発症したら登校しない”ことをお願いしています。体調が悪い時に調理実習、調理業務を行うことは厳禁です。

もし学内で嘔吐、下痢を起こしたら、各自で処理せずに保健管理センター(内線5156,5155)まで連絡してください。 マスク、手袋を着用して汚物を処理し、塩素系消毒薬(薄めたハイターなど)を用いて殺菌する必要があります。 吐物が乾燥すると長期にわたってウイルスを撒き散らす感染源となりますので、早急な処理が必要です。

インフルエンザ

平成25年第47週(11月18日〜24日)の段階で僅かにインフルエンザ流行の兆しがあり(定点医療機関あたり0.27人/週)、今後各地で感染が広がると思われます。 インフルエンザは感染者の咳から(飛沫感染)、あるいは、手からつり革やパソコンキーボード等を介して(接触感染)、感染が生じます。 例えばキーボード上ではウイルスは1〜2日生存できるので、触った手で自分の目、鼻の粘膜に触れると感染が成立します。 マスク着用、人混みをさける、咳エチケットを守る(咳をする際に口を覆う)ことで飛沫感染を防ぎ、手洗いを頻繁に行うことで接触感染を防ぐ様にして下さい。

インフルエンザは1〜5日の潜伏期の後に、発熱、鼻水、せき、たん、筋・関節痛、時に嘔気・嘔吐、下痢、腹痛などが生じ、通常1週間程度で軽快します。 呼吸器疾患、免疫低下があると重症化することがあります。ワクチン接種は感染予防、重症化を防ぐ上で有効です。 感染を疑ったら必ず医療機関を受診し、診断、適切な治療を受けて下さい。

インフルエンザと診断されたら、発症日から5日間は登校停止となります。 発熱が3日を越えて続く場合は、解熱後2日間登校停止となり、合計5日間を越えることもあります。 インフルエンザ罹患者に接触した場合は、潜伏期間中(5日間)は自分の体調をよく観察し、症状が現れたら医療機関で診断を受ける様にして下さい。

ノロウイルス、インフルエンザ感染とも、“感染・発症したら登校しない”という理性的な対応が最も重要です。

保健管理センター所長
本田 善一郎

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