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宮城県気仙沼市教育委員会との相互協力に関する協定締結記念特別講演会を開催しました

このたびお茶の水女子大学は、宮城県気仙沼市教育委員会と震災復興に向けた相互協力に関する包括連携協定を締結し、本学の前身である東京女子師範学校時代から培ってきた幼児教育や国際的人材育成、そして気仙沼市が先進的に取り組んできた防災教育やESD(持続発展教育)などを主軸として、気仙沼市の教育の復興と発展のため相互に協力し合うことといたしました。

協定締結式は2012年11月16日に本学で行われ、羽入佐和子学長と気仙沼市教委の白幡勝美教育長が協定書に署名、取り交わしの後、白幡教育長と及川幸彦市教委副参事による記念講演が行われました。
この講演で白幡教育長は本学に対し「幼児教育、理科教育、国際的人材育成への支援を期待している。具体的には専門家の派遣、教員の相互交流などを考えており、震災で大きな被害を受けた東北から新たな教育モデルの構築を目指したい。」と述べられ、及川副参事からは、「東日本大震災からの教育復興の歩みと未来に向けた教育の展望」についてご講演いただきました。

講演終了後、羽入学長から「1日も早い復興のために、そして未来を描く新たな教育環境の構築のために、共に取り組み、両機関がさらに発展することを心から願っている。」と述べられ、また、本学の東日本大震災被災地支援プロジェクトチームリーダーの耳塚寛明理事・副学長からは「復興に向け、大学でなければできないことを息長く続けたい。ESDなど気仙沼市の教育が持つ強みと震災の経験を学び、新たな教育モデルを全国に発信することもお手伝いしたい。」とコメントされました。
本学はこの協定を通じて、防災教育やESD、災害への備えなどで気仙沼のノウハウを学ぶことを期待しているところです。


    協定締結式の写真   白幡勝美教育長の講演

  及川幸彦市教委副参事の講演   耳塚寛明理事の挨拶

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