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JICA青年研修(アフガニスタン/女子教育)実施

お茶の水女子大学は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受け、津田塾大学、東京女子大学、奈良女子大学、日本女子大学の協力を得て、本学グローバル協力センターが中心となり、2012年1月12日(木)〜1月26日(木)にアフガニスタンから19名の女性教員の研修を実施しました。本研修の受け入れは9年目となり、約135名の研修生を送り出してきました。

女子の就学率が低いアフガニスタンの教育事情を改善するためには、女子教育や女性教員に配慮することが重要です。本年度も、本研修事業では、アフガニスタンの女性教員の質の向上と魅力ある学校づくりを促進するため、女子教育の重要性と教授法を学び、日本の戦後復興や男女共同参画についての理解を深め、アフガニスタンの復興のビジョンの構築を支援する研修内容としました。

今年は特に、議論の場、双方向の学びの場を取り入れることを重視しました。意識の高い研修生と、講師、日本の初中高等学校教員、大学の学生と活発な議論がされ、我々も多くのことを学びました。日本の家庭を訪問するホームビジットでは、お茶大生をはじめとする学生との密な交流があり、双方の文化、社会を学びあう貴重な機会となりました。

また、1月25日に開催された「アフガニスタン復興支援国際シンポジウム」では、識字教育、職業訓練、退学者へのフォローアップなど教育課程外教育プログラムであるノンフォーマル教育に焦点を当てました。笹井宏益氏(国立教育政策研究所 生涯学習政策研究部総括研究官)、三宅隆史氏(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会アフガニスタン事務所長)、小荒井理恵氏(公益財団法人アジア・ユネスコ文化センター(ACCU)プログラムスペシャリスト)、佐久間潤氏(独立行政法人 国際協力機構(JICA)人間開発部次長)より、豊富な実践と研究経験に基づく様々な問題が提起されました。就学率、退学率の高いアフガニスにおいて、正規の学校教育課程とともに、ノンフォーマル教育との組み合わせの重要性を考える機会となりました。約200名が参加し、熱気あふれる国際シンポジウムとなりました。

研修生の終了時のアンケートでは、すべての研修目標が達成され、日本の文化と教育現場に刺激を受けた満足度が高い研修と評価されました。最終日の今後のアクションプラン作りでは、研修員から、日本で得た経験を他の教員に伝え、学んだことを実践し、地域や教員全員で教育改善に貢献したいとの強い思いが伝えられました。研修員各々が、研修を通じ、問題意識を具体化し、アクションプランを構築する機会となったようです。

今後は、研修員同士のネットワーク作りなどのフォローアップも行い、女子教育支援を中心とした国際協力活動に力を入れていきたいと考えております。

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