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お茶の水女子大学で国際シンポジウムを開催

 お茶の水女子大学講堂において、7月9日、国際シンポジウム「アジアにおけるグローバル化とジェンダーの現在 ーマクロ経済と社会構築」(後援・外務省、内閣府男女共同参画局、JICA、他)が開催され、延300名の聴衆が参集しました。同シンポジウムでは、ダイアン・エルソン氏(エセックス大学教授)による基調講演のほか、午後第二部「マクロ経済とジェンダー」では、国内外から集まった専門家からの、マクロ経済全般に渡るジェンダー分析という充実した内容の研究成果報告がありました。続く第三部では、「災害とジェンダー」をテーマにバングラデシュや日本の東日本大震災の被災状況を踏まえた報告がなされ、アジアのジェンダー課題についての最新の知見を共有する有意義な場となりました。(プログラム詳細についてはお茶の水女子大学ジェンダー研究センターウェブサイト参照
 また、この国際シンポジウムは、国連開発計画(UNDP)とお茶の水女子大学の共催による集中セミナー「ジェンダーとマクロ経済に関する能力構築」(7月5〜15日、於国立女性教育会館)の一環でもあります。日本政府出資の「UNDPパートナーシップ基金」の支援を受ける本セミナー事業は、ジェンダーの視点に立った政策立案やプログラム策定の能力構築を目的としています。昨年はフィリピン・ミリアム大学で開催され、本年度は日本における初の開催となりました。受講生は、アジア太平洋地域を中心とする各国からの130を超える応募者から選考された19カ国からのフェロー40名。連日の講義は、欧米、アジア太平洋地域各国および日本国内からの研究者が担当し、「ジェンダーとマクロ経済」に関する専門性の高い講義内容となりました。


ダイアン・エルソン氏(基調講演)

羽入佐和子本学学長と後援機関代表の方々

セミナーの様子

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