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　馬場幸栄さんがディレクションと基本設計を担当した『実業史錦絵絵引』というデジタルコンテンツがグッドデザイン賞（ネットワーク領域／デジタルコンテンツ）を受賞しました。グッドデザイン賞とは財団法人日本産業デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度で、人々の生活をより豊かにする「優れたデザイン」に対して毎年1回賞が与えられています。
　「錦絵を使って、実業の歴史をビジュアルに楽しく学べるオンライン・コンテンツを作ってほしい」という依頼を財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターから受けた馬場さんは、ディレクター兼設計者としてプロジェクトに参加し、国立情報学研究所連想情報学研究開発センターと特定非営利活動法人連想出版の技術協力を得て、『実業史錦絵絵引』という新しいウェブサイトおよびデータベースを開発しました。
　2009年7月から一般公開されている『実業史錦絵絵引』は、Flashを用いた直観的インターフェースを採用しており、スクリーン上の錦絵の一部をクリックしたり、あるいは検索画面で文字列を入力したりすることによって、明治期の職業・道具・建築・衣装・風俗などに関するさまざまな歴史的・図像学的情報を言葉と図像の双方から学べるようになっています。
　審査員からは、（錦絵を）「本来のニュースメディアとして、歴史データとして読むために考えられた工夫やインターフェースが良い」との評価をいただきました。


　

• 財団法人日本産業デザイン振興会、受賞HPはこちら
  　http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=35964
　
• 実業史錦絵絵引の概要はこちら
  　http://rensou.info/ebiki/
　
• 実業史錦絵絵引はこちら
  　http://ebiki.jp/