2007年11月9日
本日、お茶の水女子大学に内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)上川陽子大臣が来訪されました。これは、大臣が温めてこられた「オープン!子ども・家庭大臣室」の第一回目の視察として行われたものです。
上川大臣は、女性研究者や学生とひざを交えて歓談され、研究者や学生を激励されました。
お茶の水女子大学では、男女共同参画社会の実現を目指し、現在「女性研究者支援」事業として、ワーク・ライフ・バランスを目指したプログラム「女性研究者に適合した雇用環境モデルの構築」を実施しています。この事業を中心として、女性研究者の現状と、これから社会に出る学生が現在いだいている夢や不安について対話が交わされました。
「将来、夫婦で育児休暇が取れるようになっているといい。」
「会社でも育児支援の取り組みをしていますが、自分が就職したら、その取り組みを推進する立場になりたい。」
「どこの大学でもお茶大のような取り組みをおこなっていてほしい。」
といった学生の発言に対して、大臣は、それぞれの立場で「対話」を始めていただきたいし、先進的な取り組みに対しては支援してゆきたい、「学生は欲張りな希望をもって。」と学生を激励されました。
対話終了後は、本学の学内保育施設「いずみナーサリー」を見学され、子どもたちは楽しげに大臣と話をしていました。
さらに、大学歴史資料館、大学講堂(徽音堂=きいんどう)を視察され、おりしも翌日からの学園祭(徽音祭)の準備中の学生とも親しくお話をされていました。
上川大臣のご発言のなかに、しばしば、「きめ細やかな対応」、「距離のない姿勢」という表現が登場していたのが印象的でした。
「お茶の水女子大学のこの取り組みは、女子大でなければなしえなかったのではないか、今後男女共同参画社会が定着していくための発信基地となってほしい。」と記者会見で語られたことを、大学の一員として、誇りに思うと同時に身の引き締まる思いがしました。
(副学長 羽入 佐和子)
本学のワーク・ライフ・バランスへの 取り組みを説明する郷学長 |
女性研究者との懇談 |
女性研究者と懇談する上川大臣 | 学生との懇談 |
学生を激励する上川大臣 | 保育所を視察(左から 上川大臣、郷学長) |
大学歴史資料館を視察(右から上川大臣、秋山教授) | 大学講堂を視察(学園祭の準備を見学する上川大臣と郷学長) |
記者会見(上川大臣) |
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