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岸野麻衣さん(本学博士課程在籍)、日本教育心理学会「優秀論文賞」受賞

　本学大学院人間文化研究科(人間発達科学専攻)の博士後期課程に在籍中の岸野麻衣さんが、日本教育心理学会「優秀論文賞」を受賞しました。これは毎年、日本教育心理学会が、当該年度の機関誌『教育心理学研究』に発表された全論文(城戸奨励賞の選考対象となる論文を除く)のうち，とくに優秀な論文一つに対して与えているものです。
　岸野麻衣さんが受賞したのは、昨年、無藤隆先生(元本学教授、現白梅学園大学学長・お茶の水女子大学客員教授)と共著で投稿し、掲載された論文「授業進行から外れた子どもの発話への教師の対応　　　小学校2年生の算数と国語の一斉授業における教室談話の分析」に対してです。論文の具体的内容は、小学校低学年の学級において，一見すると授業の本筋から逸れたように見える子どもの声を，教師がしっかりと学習指導にも学級作りにも取り入れて授業を進めていく過程を明らかにした研究です。
　この賞の選考は1次、2次、最終選考からなり、論文の水準の高さは言うまでもなく、成果の学界への貢献度や教育への貢献度も考慮される厳密なもので、その賞を受賞されたのは大変名誉なことです。受賞は、2006年9月17日から19日におこなわれた日本教育心理学会第48回総会(岡山大学)で決定されました。

　こちらのページで受賞論文の要約を読むことができます。
　　　日本教育心理学会 機関誌『教育心理学研究』第53巻 1号 2005年3月　岸野 麻衣