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田中辰明名誉教授ドイツ技術者協会(VDI)のヘルマン・リーチェル栄誉メダル受賞

 2006年10月6日にドイツのアーヘンで開催されたドイツ技術者協会(VDI)建築設備部会年次総会で田中辰明名誉教授(生活環境研究センター客員研究員)が建築設備分野における日独の交流に長年貢献した事によりドイツ技術者協会のヘルマン・リーチェル栄誉メダルを受賞した。
 建築設備部会の会長であるStuttgart大学ミカエル・シュミット(Michael Schmidt)教授から多くの研究論文をドイツの科学雑誌に投稿したことなどの受賞理由の説明がありメダルの授与が行われた。
 ヘルマン・リーチェルメダルは毎年1名に授けられ、1992年には井上宇市早稲田大学名誉教授が受賞している。
 ヘルマン・リーチェル(1847〜1914)は暖房や換気を学問として体系付けた人でベルリン工科大学教授を経て同時にベルリンに新しく建設される国会議事堂の建築設備審査委員などになりベルリン工科大学の学長も勤めている。多くの業績を残したが名著"換気と暖房装置の設計と換気のための教本"(Leitfaden zum Berechnung und Entwerfen von Lüftungs-und Heizungsanlagen)を著した業績は大きい。
 田中名誉教授は受賞の後、「私の建築設備研究とドイツの関係」という題で講演を行った。


「私の建築設備研究とドイツの関係」について講演する田中辰明お茶の水女子大学名誉教授 ドイツ技術者協会(VDI)建築設備部会長ミカエル・シュミットStuttgart大学教授からヘルマン・リーチェル栄誉メダルを受賞する田中辰明お茶の水女子大学名誉教授
「私の建築設備研究とドイツの関係」について講演する
田中辰明お茶の水女子大学名誉教授
ドイツ技術者協会(VDI)建築設備部会長
ミカエル・シュミットStuttgart大学教授からヘルマン・リーチェル栄誉メダルを受賞する田中辰明お茶の水女子大学名誉教授

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